6.函館

青函トンネルを抜けると既に空は明るくなっていたようです(記憶ないし意識あいまい)。青函トンネルを出ても木古内駅まではトンネル続きの険しい地形です。将来の北海道新幹線が青函トンネルで全速力を出すと先行貨物列車に追いついてしまう、という話を聞いて、「青函トンネルの両方の入り口付近に待避線を作れば回避できるのでは?」、と思っていたのですが、それがかなり困難なのが良く分かりました。

函館に着いても私はグロッキー状態を続けていたのですが、妻子は元気に2回目の機関車付け替えを見学してたようです。
 
北斗星の最後尾は客室ではありませんが、立ち入りは可能です。

青森から引っ張ってくれた赤い機関車ED79が離れていきます。

再び1号車を最後尾にして函館駅を出発していきました。

 

7.札幌〜「スーパーおおぞら」〜釧路

もし北斗星が大きく遅れたら南千歳で乗り換えすることも考えていましたが、わずか数分遅れのみ、札幌でも「スーパーおおぞら5号」に十分乗り換えられることを確かめて、せっかくですから終着の札幌まで乗り通す事にしました。函館であれだけはしゃいでいた子供たちは、それぞれ札幌の手前で寝なおしていました。

お決まり その1
次男のアクビが止まりません。

お決まり その2
次男はやっぱりぼうっとしてます。

「スーパーおおぞら」の特急券は持っていなかったので、自由席に並びに行って、難なく先頭を確保。特急券をどこで買えばいいのか駅員さんに聞いたところ、「車内で買ってください」ということなので、そのとおりにしました。昼前なのですが、私は相変わらずグロッキー、家内が残り3人分の弁当を買っていたようです。

ホームを移動してから
車庫に入る北斗星を見送ります。

「スーパーおおぞら」の入線です。

難なく4人分の座席を確保できました。南千歳までは少しだけ空きがある状態で、南千歳ではほぼ満席になりました。残念ながら(?)南千歳到着寸前で検札があり、特急券の他に南千歳−札幌間の往復乗車券も購入しました。車掌さんが「北斗星で来られたのですね」と言ったのが、言外に「それなら札幌まで乗車したいというお気持ちも分かります」と言っているような気がして、何となく慰められました(?)。

帯広駅停車中に丁度SL列車の出線が見えました。

帯広で大分空いた「スーパーおおぞら」は、池田、白糠と少しずつ降車客を落として、半分くらいの乗車率で釧路に到着です。

この後駅前のビジネスホテルに荷物を置いて、炉辺焼きの店に繰り出しました。私もようやく食べられるようになって、ホッケやヤナギカレイなどをおいしくいただきました。私には初めての釧路ですが、ウン十年ぶりの家内には「日本で一番東の都会」の寂れぶりがショックだったそうです。

列車の旅には情緒がありますが、函館から半日で釧路に着いただけ、というのは時間の使い方としては勿体無いのは否めません。夕食後はひたすら睡眠を確保しようとしていたような気がします(記憶あいまい)。

 

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