5.我が家にピアノがやってきた! & ピアノマスク大公開

'02.09.21 快晴の朝にカワイのRX−3CLE がやってきました。外構が未着手なのを幸い、クレーンで釣って道路に面した掃き出し窓から一気の搬入で、到着から搬入・組立までで丁度1時間くらいでした。

手際のよさも感動ものでしたが、なによりピアノそのものが感動ものです。今日で三日目ですが、「本物に触れてしまったら電子ピアノなんか弾く気しなくなりますよ。」という前川副店長(搬入にも立会われていて、荷台の向こうのネクタイの方です)の言葉を実感しています。

 

ピアノマスク
 

先にも紹介しましたが、ピアノマスクというのは、
1) 響板の下に大きな蓋、これが鍵盤下左のレバーで開閉できます。
2) 譜面台の下、チューニングピンの上のところは固定蓋、調律のときは譜面台を下ろせば外せます。
3) そして、大屋根の折り返しと前述のチューニングピン部の蓋との隙間を開閉できるよう、2)の固定蓋から(大屋根から、と前回書いたのは間違い)高さ約5cmの可動蓋がついています。
というものです。

この仕掛けの中心はなんと言っても 1) の蓋です。一番分かりやすい画像が、組み立て途中のこれです。
ペダル取り付け部の後方に見えるはずの響板が黒い板で覆われていて、しかも低音側の一部がブラインド風の可動板になっています。

これを動かすのが、低音側の鍵盤の裏(右の画像)にあるレバーです。レバーを手前に引くと、ブラインド風蓋が閉じます。組み立て時の画像と同じ状態です(↓)。  

 

 

レバーを奥に倒すと、蓋が開いて響板が見えてきます(↓)。この白い響板がCLEの特徴になっています。  

 

上側も2)の固定蓋がかぶさっていて、
譜面台を下ろしてもチューニングピンは見えず、
わずかな隙間から弦が見えるのみです。(↓)
  さらにその隙間も、3)の可動蓋を立てると
ふさがってしまいます。(↓)

譜面台の隙間から見えるチューニングピンの輝きもグランドピアノの魅力の一つと思っていましたが、しばらく見ていたら全然不足は感じなくなりました。

 

さて、その効果の程ですが、私はまだ良く分かっていません。 というのも、自分で出した音を戸外で聞けないからです。

弾いている分には軽量鉄骨作り家具一切無し状態では響きすぎるので全閉で全く問題なかったのですが、横で聞いている家内が「何か物足りない」というので、ピアノマスク全開どころか、大屋根全開も試しました。弾いている方としては少しやかましいかな、という感じでしたが、家内がその状態で外に行った感想は、「家全体が響いているみたいで、日中で無いとちょっと無理な感じ」とのことでした。次に全閉にしてみると、「やはり家全体が響いているのだけれど、かなり小さい音になっていて、夜でも10時までならいけるかもしれない、ただ新居の周りは夜静かな方なので実際のところは良く分からない。」とのことです。

試したのはバラード4番の58小節目から70小節目にかけてを、それも喧しめで弾きましたから、抑制系の曲なら多少余裕があるのだろうと思いますが、不安は残ります。

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