・天外2の思い出 九・
♪夏が来れば〜思い出す〜
というわけで唐突にMy best RPG『天外魔境2』の思い出でも語ってみんと欲す。
さらば、(歪んだ)愛の戦士デューク・ペペ!
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【浪華:鋼鉄城】
ホテイ丸をさらったペペの要求どおりに、堺の北西の岬に行くと、以前見たメカニックな基礎の上にメカニックな城が建造されていた!
そして、そこにはホテイ丸の姿はなく・・・
デューク・ペペ!!!!!
「約束通り来てくれてうれしいよ!
いい城だろ?鋼鉄城っていうのさ。
いい名だろ?俺がつけたのさ。
中も案内したいところなんだが、つまらない用事で姫路へ行かないといけないらしいんだ。
悪いけど、中はまた今度だ!
でもね、今からおもしろいモノを見せるからガッカリしないでくれよ。
もし姫路まで来てくれたら、もっともっと面白いモノを見せられると思うよ。
それじゃ、オレ以外の根の一族にはくれぐれも気をつけろよ!
来てくれて本当にうれしかったよ!」
そう言って城に入ろうとするが、ふと思い出したように振り向き・・・
「愛してるよ!卍丸!!」
相変わらずの一言を言い放ち、ペペが城に入ると・・・
な、なんとぉ!?し、城がと、飛んだぁ!?
そう、何と鋼鉄城は基礎を切り離して、垂直上昇。
その後ススススーっと姫路の方に飛んでいってしまったのだ!
あ、あれが三博士が言っていた速鳥の推進機関を発展・改良したものなのかっ!?
とにかくあの城に乗り込むためには、速鳥を飛行モードにする風の精霊機が必要っぽい!
話を聞くと、それは姫路の殿様が三郎の塚から盗掘して所持しているらしい。
暗黒ランの根で封鎖された姫路に行くために住吉に咲く六本目の暗黒ランを撃破!
そのまま姫路になだれ込むと、そこでは町に住む若い男達を全て巻き込んでの五万もの大軍による
『鋼鉄城迎撃戦』が展開されようとしていた!
風の精霊機を貰おうと殿様に話しかけると、
『アレはわしのものだし、鋼鉄城は今から五万の軍勢によって落ちるからアレはお前らには必要ない』
とのたまいやがる。竹やりでB29落そうとするのと一緒じゃねぇの?と。
そもそも町人によると、さっき卍丸が暗黒ランを切るまでここは外界から隔絶されて、
先に出陣した五万の軍勢は補給路を断たれたまま放置されてた模様、アムリッツァ星域会戦決意前の同盟軍状態?
そんな疑問を他所に、ついに始まる『鋼鉄城迎撃戦』
騎馬武者の傍に足軽(多分緊急招集された町民)が付き従う陣形もへったくれも無い軍勢が鋼鉄城目掛けて突き進む!
迎え撃つ構えの鋼鉄城はというと、おや?こうてつじょうのようすが・・・
『無敵フォーメーション』
ガチャン、ガチャン、シャキーン!
へ、変形したっ!?
そして、変形した鋼鉄城の中央から雄々しく伸びた逞しい砲塔『無敵砲』が今、五万の軍勢に向けて火を噴く!
チュドーン!!!!!!
一撃の下に光と化す五万の軍勢!
なんという圧倒的な破壊力!
そのあまりの光景と、五万の民の犠牲により己の無策・無力さを感じた
・・・というよりは我が身可愛さで手の平を返す姫路の殿様。
そのまま風の精霊機を譲ってくれる。
城下に行くと、五万もの同胞を皆殺しにされた怒りと失望とで言葉のない町民達の姿が。
町民に話しかけると、鋼鉄城は暗黒ランの根で遮られた隣国の吉備・安芸・長門の上空へも転移しているらしい。
このままでは他の国も姫路のような惨劇に見舞われてしまう!
・・・というわけで、風の精霊機を使って鋼鉄城へゴー!
鋼鉄城に入ると、いつものように三博士がお出迎え。
『君も海だ空だとご苦労なことだねぇ』
と( ´∀`)オマエラモナーとツッコミたくなる様なことをいいつつ、ペペを本人の希望により改造中だと告げる。
そして、ワープ装置やトラップタイルに騙されつつ(清水で回避可能だけど)鋼鉄城内を進むと、
縛られたホテイ丸を伴いつつ・・・
デューク・ペペ!!!!!!
「どうかね?この城のカラクリは?
楽しんでもらってるかな?
ところでね。頼みがあるんだよ、卍丸。
ご覧の通り、俺は博士達に腕を中心に体を戦闘用に改造してもらった!
だがこんなもんじゃ、お前達火の勇者の化物じみた力には通用しない!
わかっているよ・・・。
俺はまだ甘いんだ!
どこかで人間の姿に未練が残っているに違いない・・・。
俺をもっと虐めてくれ!
グッチャグッチャにしてくれぇ!
人間を捨てられるようになっ!!」
ハ、ハジメテ見たよ、改造されて調子にのらないボス。
しかも何というドM!サ○ヤ人か?
ちなみにこの状態のペペは攻撃力は格段に上がるが、防御力が激減している。
生身を捨てて機械の体になった途端に防御力が減るってあたり、普通と違うというか
それだけ根の一族の体が通常の生物と比して頑強だということだろうか?
そして、体力が残り三割位になると、鉄板を貼り付けての回復!に終始するあたり、
ペペの諦めの悪さ、捨て身になりきれてなさが出ている。
そんなこんなでペペを倒すと・・・
「本当に強いな!卍丸!!
それが火の一族の血なんだろうね、うらやましいよ・・・。
俺も強くなる!お前みたいにね。
絶対、俺の手で息の根を止める!
約束するよ。」
そんな約束されても(;-ω-)
と思っていると、ホテイ丸が奇声を上げながらワープしていってしまう。
ホテイ丸がワープしていった先にいくと、またしても・・・
デューク・ペペ!!!!!!?
「卍丸、分かるかい?
おれだよ!デューク・ペペだよ!
どうだい!このボディ!!
一番にお前に見せたくてね・・・。
これでやっとお前達や妻に引け目無く戦える!!
もうすぐだ!もうすぐだよー!
もうすぐお前を俺だけのモノにできる!!
愛してるよ、卍丸!!
愛してるよ!!誰よりもね!!」
改造はやいな、オイΣ(゚Д゚;)
というか頭身別人じゃん!なんかサリーちゃんのパパみたい?
そんな表面的な部分はおいておいて、それまでの策を弄する戦い方に対して、
妻に引け目を感じていたことを吐露するのが、
ペペの狂気がさらに進行しているにもかかわらず、
その狂気の根底に妻の復讐があることを忘れていないようでよい。
だが右手にパワフルグレート砲が追加された位ではそこまで強くはなく、またしても倒されるペペ。
「ごめんよ。卍丸。
お前達の力を馬鹿な俺はまだまだ甘く見ていたようだ。
こんな俺を笑っておくれ。
全てを捨てないと、お前達には勝てないんだね。
楽しみにしてくれ 卍丸!!
俺はもっと強くなって戻ってくるよ!!」
またお早いお戻りなんでしょうね(;-ω-)
と思っていると、またしてもホテイ丸が奇声を上げながらワープしていってしまう。
ホテイ丸がワープしていった先にいくと、またしても・・・
ホテイ丸が奇声を上げながらワープしていってしまう。
ホテイ丸がワープしていった先にいくと、そこは・・・
天守閣!そして・・・
デューク・ペペ!!!!!??
「卍丸!!見てくれよ!
この俺の醜い機械の体を・・・。
もう一人で飯も食えない!
下の世話さえ、自分じゃできない!
お前のためにここまでやったよ!
もう元には戻れないんだよ、俺もお前達もね・・・。
一緒に地獄に堕ちてくれるかい?
さぁ、最期の決着をつけようぜ!
愛してるよ!卍丸!!」
なんというかグランドガソダムの頭がペペになったかのような・・・。
ペペ分一割も残ってないんじゃないかという程の改造を施してまで卍丸に挑むペペ。
今回はバリア、一撃で即死の可能性もある両肩パワフルグレート砲、二連撃パンチと
それまでとは比較にならない程強くなっているものの、それでもやはり卍丸達には及ばない・・・。
そして、ついに力尽き・・・。
「勝てるとは・・・端から・・・思ってなかったよ・・・
それにしても・・・強いね・・・俺の卍丸は・・・
卍丸・・・。
消えてゆく俺に・・・一つだけ・・・教えてくれないか・・・
俺は・・・そんなに弱かったか・・・?
どうして・・・お前達の中で・・・
一番戦闘力の・・・ある者が・・・
戦わ・・・ない・・・・・・のだ・・・・・・・・・。
どうして・・・・・・・・・」
なん・・・だと・・・?
卍丸達の中で戦わないようにしているものといえば・・・ゴクリ。
それにしても全てを捨ててまで挑んだにもかかわらず、その相手に敵わない・・・
しかも全力ではなかったことを知りつつ戦い、死んでいくペペが哀れ。
そんな余韻をぶち破るようにホテイ丸の奇声が響く!
なんとホテイ丸は捕らえられている間に鋼鉄城の操縦をマスターしてしまったらしい!
そして、お中元として卍丸にプレゼントしてくれるのだった!
その時のナレーションが
『“なんと”鋼鉄城を手に入れた!』
になっているのが面白い。予想外だったのか?
卍丸達が鋼鉄城を手に入れたことで行ったことのない国も含め、全ての国に瞬間移動できるようになり、
その足取りを追う事が不可能となったことに焦る三博士達。
だが、彼らのその手の中には卍丸達をおびき寄せる餌があった・・・。
・・・次回、ペペの慧眼が見抜いていたものが明らかに!?
・・・つづく
| 何というか哀しいキャラだったね、ペペ。 |
| 卍丸たちゃ全て捨ててでも勝てへん ・・・それ確認すんために全てを捨てたっちゅう感じやったな。 |
| そういえば、ペペの言っていた『一番戦闘力のある者』って? |
| ソイツはできれば次回やな。 このペペとソレとニックが今回天外2紹介の動機やったみたいやし。 |
| へぇ・・・ってニックもだったの? |
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