![]() | 『恋(レン)』 野良猫と日公が好きな毒舌花札少女。 ただし 花丸には厳しい。 |
![]() | 『花丸』 微妙な知識を持つ話す野良猫。 いらんことを言って叱られるタイプ。 |
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第弐話
「〜桜の花の散る頃に〜」
![]() | 今回は確か 花札のルールについてだったっけ? |
![]() | そやで 実際どないして遊ぶモンなんや? |
![]() | 花札のルールって一口に言っても 色んな遊び方があるの。 3人で遊べる「88」とか4〜5人でも遊べる「おいちょカブ」が有名だけど、 この講座では 2人で遊べる「こいこい」のルールを説明するね。 |
![]() | あんさん 友達いてへんもんなぁ 他の遊びしたことあらへんから 説明できへんだけやろ? |
![]() | だ・ま・れ |
![]() | ・・・すんません(図星かいな) |
![]() | ・・・ともかく「こいこい」は前回紹介した48枚の札をすべて使い、 親と子の順で 互いに札を取り合うゲームなの。 だから 最初にやるのは親決めだね。 |
![]() | ・・・親を決める?ワイみたいな野良猫の里親探しみたく 段ボール抱えて 一軒一軒回ったりするんやろかぁ? |
![]() | あんたみたいのは 誰ももらってくれないよ。 |
![]() | そりゃ あんまりや・・・ |
![]() | 親決めの手順は 裏返した札を1枚ずつめくって 早い月を引いた方を親とするの。 |
![]() | その後 どないするんや? |
![]() | 親→場→子の順に2枚または4枚ずつ 計8枚配るの。 もちろん手札は裏返して 場の札は表向きでね。 で 残りの札24枚は山札として積んでおくの。 |
![]() | よぉ〜 わからへんけど・・・ |
![]() | 具体的には ゲーム開始時にこんな感じになってるかなぁ? |
手札→ | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() |
![]() 山札 |
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場 |
![]() ![]() ![]() ![]() | ||
![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ←手札 |
![]() | そんでこの後 親から順に札をとるんやったな? で その条件はなんや?無制限やあらへんやろ? |
![]() | まず手札の中に場の札と同じ月の札があれば それ合わせて取ることができるの。 もし手札に場と合う札がなかったら どれか任意の手札を場に置かなきゃいけないんだ。 それが済んだら 山札の一番上の札を引いて 手札の時と同じ処理を行うのよ。 そうそう 取れた札は表向きにして 自分の手元に置いておくの。 |
![]() | それを 親→子の順にやっていくんやな? |
![]() | そのとおり。それを互いの手札がなくなるまで繰り返すの・・・・・・・・・。 |
![]() | あっ!! |
![]() | なんや いきなり!? |
![]() | 札を配り終えた時点で 役ができる場合と場が流れる場合の条件 説明し忘れてた・・・ |
![]() | しっかりしてや つまり 麻雀における天和(テンホー)、地和(チーホー)や九種九牌みたいなもんか? |
![]() | ・・・花丸 相変わらず 微妙な知識をもってるね |
![]() | ええと まず札を配り終えた時点で手札に同じ月の札が4枚あったり、 同じ月の札が2枚ずつ4組あったら 相手から六文もらって 次の場に移るの。 また 場に同じ月の札が4枚あったら、その場はお流れになるんだ。 さっき花丸がいったように それに近いルールが麻雀にあるね。 |
![]() | 六文・・・文(モン)ってなんや? |
![]() | 花札における持ち点の単位だけど 詳しくは役の説明の時にね。 |
![]() | ほな しゃあないな。 ほんで前の話に戻んけど 手札がなくなるまで取り合うだけかい? |
![]() | ううん。 途中で役が成立したら そこでやめることもできるし 続けることもできるの。 |
![]() | へ?ゲームの終了時期を 選択できるちゅうことかい? メリットがわからへんけど・・・。 |
![]() | 役の説明が まだだからアレだけど・・・。「こいこい」が熱いのはその部分ね。 その時点の役で十分なら「勝負」を宣言して その役の点数を相手からもらって終了。 でも もう少しで別の役も成立しそうなら「こいこい」を宣言後 ゲームを続けて さらに得点を増やすチャンスを得ることができるの。 |
![]() | つまり 追い討ちコンボをかけられるシステムちゅうこっちゃな? |
![]() | そうなんだけど 当然デメリットもあるわけ。 「こいこい」後 こちらの「勝負」宣言前に 相手に役が成立して「勝負」宣言されたら どんな高い役が重なってたとしても すべてパーになっちゃうのよ。 しかも ルールによっては倍払いの時もあるから まさに諸刃の剣ね。 |
![]() | うぉぉ〜!! なんか格ゲーで コマンドが複雑な超必殺技を弱パンチで潰される気分やな! しかも ルール次第では カウンターダメージ係数がべらぼうな時もあるわけかい? |
![]() | (・・・格ゲーって?) それに「こいこい」宣言後 どちらの役も成立せずに 互いの手札がなくなっても だめだからね。 |
![]() | そや 互いの手札がのうなったら どないなるんや? |
![]() | それもルール次第だけど 親権で子から一文(三文)もらって 親はそのままで次の場に移る時と 単に親流れになる時があるの。 |
![]() | つまり 場が終了するパターンは以下のとおりやな? |
条 件 | 結 果 |
1.同月札が4枚 手札に合った時 | 六文ゲット→次の場へ |
2.同月札が2枚×4 手札に合った時 | 六文ゲット→次の場へ |
3.場に同月札が4枚あった時 | 場流れ→同じ場をやりなおし |
4.どちらかが 勝負を宣言した時 | その役に応じた点数ゲット→次の場へ |
5.互いの手札が なくなった時 | 親権分の得点ゲットか親流れ→次の場へ |
![]() | なんか 花丸にまとめられると ムカつくね。 |
![]() | どないせいちゅうねん? |
![]() | まぁ いいや。おおまかなルールはこんなとこかな? 次回は肝心の 役の説明をしたいと思います。 |
ルールはいつも 例外で だんだん狂って ゆくのです
そのうち正しい ルールなど どこにもありは しなくなる
〜つづく〜
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