例題.
例題は、下家の捨て牌で、上家(自分)の手牌が、
ツモ です。
ここから、何を切りますか?
自分の手牌だけを考えれば、
打として、筒子か索子のメンツを伸ばして行けば良いのですが、
例題の下家の捨て牌を見てみると、万子の一色手模様です。
このまま、打とする前に、考えてみましょう。
打とした場合、
|
|
下家に食われてしまう可能性が高いかつ、以外、入らない形になりますし、
その後の万子ツモは、ツモ切り状態になってしまいます。
このような状態になりますと、ツモ切りした万子は、下家に食われますので、
下家に対して、「アガってください」といっているのと同じことになります。
まだ、自分の手牌は、テンパイもしていないですし、勝負する形にもなっていないので、
打とせず、万子を抑えて、打として、下家を封じ込めた方が得策です。
打 →
↓
ツモ → 打 →
↓
ツモ → 打 →
牌を抑えて行くのは、下家が一色手模様のときではなくても、
東4局 北家
この牌姿から、かを切って、親にポンをされれば、
|
|
親の連荘を防止しなければなりませんので、北家としては、苦しい立場になります。
アガれる見通しが立っていない段階から、
役牌は切り出さずに、かを切って、役牌を抑えて行った方が良いです。
このように、守りは、相手の待ち牌を読んで、振り込みを避けることだけではなく、
相手の手牌を進行させて、アガられることを防ぐのも、守りです。
相手の手を進めないように、考えながら、打ってみてください。
|