■3世代が住む住宅の共有スペースの増築■
家族構成や生活サイクルの変化に対応し、家族の集えるスペースの 確保を目的に設計した。
母屋と離れの建物はメンテナンスも良くまだ十分に使用可能な為、 立て替えでなく家族の共有スペースを新たに増築する計画になった。 3世代それぞれの動線計画、高齢者との同居やバリアフリーなど、 多くの課題をクリヤーした快心のプランニングである。
母屋と離れを繋ぐ形で造った増築部は木造平屋建ての在来工法とした。 広々したLDKは越屋根をもち、開放的な間取りと共に 夏季の通気を確保している。
またLDK・トイレ・ユーティリティー・浴室は温水床暖房が施してあり、一番長く利用する高齢者にとって最も快適な空間である。 露出させた小屋組と真壁造の化粧柱は、床の無垢材フローリングと併せて、木造本来の柔らかな空間を演出している。
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