Guitar amp
なんちゃってChamp製作記 その@
2017.02.05
Katou@ 刈谷
ギターアンプ
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FENDER Tweed Champ
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超!!!!有名なギターアンプです。
エリック・クラプトンが数々の曲を
ツイードチャンプ
で録音しビッグヒットを生み出したことで
知られる小型アンプです
。
<経緯>
・田園風景広がる 愛知県安城市郊外の素敵なカフェ「
cobako ne cobako
」さんで素敵な出会いがありました。
コバコさんを介し
地元三河を愛するプロギタリスト
の方と知り合いました。
・私の趣味、オーディオアンプ製作の話題から話が弾みギターアンプ・
チャンプ
の製作を
依頼されました。
フェンダー・チャンプは以前自作を検討した機種で概ね内容を把握していたことから、喜んで引受けました。
<概要>
・何もエフェクトを持たない初期型が良いとのことから「5F1」ナローパネルを基本とし仕様を打合せました。
・球のロケーションはオリジナル通りプリ管12AX7、パワー管6V6、そして
整流管は5Y3
を用います。
整流管は音を決める重要なパラメータの一つ、ハイバービアンスの5AR4やシリコンでは音が変わってしまいますから5Y3に拘ります。
オリジナルに近い’60年代の球を各種準備し、聞いていただいて銘柄を決めることにします。
・スピーカーはご要望によりオリジナルの8インチに対し一段大型の
Jensen
の10インチ
P10Q
とします。
アルニコ・マグネットを用いた用いた強力・高能率ユニットで中低音の豊かでクリーンなトーンを期待できます。
配線はファストン端子を用いず、はんだ付け直結とします。
・当初はアンプだけのつもりでしたが、箱を含めたコンボで製作することになりました。
オリジナルサイズの箱には収まらないのでプロポーションを崩さない程度に少しだけ大きくします。 外装は勿論ツイード貼りです。
オリジナルの板厚は3/4インチですが、JAS規格に沿って18mmとします。 強度と軽さが両立し響きも良いパイン集成材を用います。
ツイード生地等の外装部品はフェンダーの純正品又は同等品を採用します。 調達した部品の一部です。「フェンダー銘板」も入手しました。
・コントロール部はオリジナルと全く同じ機能・並びとします。
左からフューズ、電源パイロットランプ、スイッチ連動ボリューム、ハイインピーダンス入力、ローインピーダンス入力です。(写真はオリジナル)
こちらは今回使用する部品です。
オリジナルと同じ機能かつ似た形状の部品を用います。
現在ではレアなスイッチ付きボリュームと入力ジャックの入手に苦労しました。
青い箱は保護シール付きのシャーシです。(勿論加工後に剥がします。)
・回路は基本5F1コピーですが、B電源回路にはチョークコイルによるπ型フィルターを追加します。
オリジナル回路はチョークコイル無しですが、シングルですので間違いなく多少のハムが出ます。
・基本完コピですが、より良い音と性能を目指すため部分的なモディファイを行います。
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製作記そのAに続く
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