シンガポールの長期滞在を活用し、1996年8月下旬、日帰りでインヂネシアのリゾート地、ビンタン島を訪れた。
シンガポールの南東45km沖に位置するインドネシア領ビンタン島は大小3000を超えるリアウ諸島の中で最大の島。大きさは淡路島と同じくらいでシンガポールの約2倍の面積がある。
島の北部に広がるビンタンリゾート地区は、シンガポールからの開発資金で国際級のホテルが次々とオープン、現在では9つのホテル、4つのゴルフ場を数え、島の南部は古くからマレーシアやインドネシア系住民や華僑が住み着き、漁業や農業を営み歴史を持っている。
島の東海岸は手付かずの美しいビーチが広がりのどかな南国の風景が楽しめる他、住民の昔ながらの高床式住居や素朴な漁村など生活が垣間見ることができる。
その北部の一画、シンガポールよりフェリーで45分(南東約45km)の静かなビーチでビールを飲みながら1日を過ごした。
![]() ![]() シンガポールから静かな海を45分走って、フェリーから降りた桟橋は南国豊かな、静かなビンタン島であった。 |
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税関を通過し、外に出ると、バスが待っていてくれた。そのバスに乗り、15分〜20分走ったところにビーチ(マナマナ)があった。 ビンタンリゾート地区内の道路はジャングルのようなところを切り開いて開発した地区であるが、道路はきちんと整備されており、思ったよりゆれずにビーチまで行った。 |
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ここにはエアコン付レストランはなく、自然の風に吹かれてビールを飲んだ。海水浴とWaterSportが出来る静かなビーチである。 |
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穏やかに澄みきった海ではウィンドサーフィンやジェットスキーが楽しめるが、訪れた日は生憎、晴天ではなく、やや肌寒い日であったので、海水浴客も少なく、閑散として、静かなビーチであった。 | |
元々のどかな漁村のような島であったビンタンが、大きく変貌するのは90年代に入ってからで、ビーチリゾートを楽しめるところがほとんどないシンガポールが、インドネシア政府と協力し、シンガポールよりこの島の北岸一体をリゾートエリアとして開発したものである。
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ホテルなどの開発は、97年頃にほぼ整備が終わり、現在は「シンガポールのビーチリゾート」として知られるようになり、シンガポール国内での都市型観光と、ビンタンでのビートリゾートを組み合わせて旅行する人が増えている。 |
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ビンタン島は気候的にはシンガポールと似ており、高温多湿の熱帯雨林気候であるが、雨季・乾季の差は比較的大きい。 |
肌寒いこともあって、海水浴は早めに切り上げ、このビーチの近くを散策してみた。 ビーチのあちこちには、南国風情がある休息所があった。 |
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又、このビーチより東へ10分くらい歩いたところに、南国のホテルがあった。その前にはプールも設けられていた。![]() ビーチより西に少し歩いた椰子の林で、原住民2人に出会った。英語は十分に通じ、椰子の木から取り立てのココナッツを食べながら、又タバコを渡しながら、雑談をしあと、我々の依頼に快く椰子の木に登って写真の被写体になってくれた。 |
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![]() 帰りのフェリーはチャンギ空港に近いタナメラフェリーターミナルにつき、1日の休養は終わった。このフェリーターミナルは、1995年11月にオープンした比較的新しいターミナルである。 |
南国の友人