一白水星の「一」は物事の始めと終わりを意味しています。
四季は冬であり、一年の終わりであると同時に一年の始まりでもあります。
一白の「白」は、色の始まりでもあり、白紙に戻るというように原点でもあります。
水星の「水」は(方円の器に従う)といわれるように、ときの状態によって変化します。
熱くなれば気体となり、冷たくなれば氷のように固体になります。
すなわち環境に従って変化するのが水の性質です。
一白水星は、(流転の星)と言われます。
「水」は止まると腐敗するため住まいや職場をてんてんと変えて、行動する運勢となります。
この星生まれの人は子供のころから、苦労の多い傾向にあります。
どの様な環境にあっても順応していく才能があり、苦労を苦労と思わないで頑張れる人生を送ります。
向上心を失わず努力をすれば成功します。
数え年34~37歳、43~46歳、52~55歳が人生三大幸運期です。
二黒土星の「二」は二つのことであり、陰と陽の二つの交わりによって
物事を生み出し育成を意味しています。
「黒」は、万物が成長する前の暗黒を意味しています。
母の胎内で育つ胎児の状態や、土の中で芽を出そうとしている状態です。
土星の「土」は大地を意味しますが、「二黒」の土は物事を育成する
母親の働きを意味しています。
「地」は天の陽気を吸収し雨を吸収し落ち葉の栄養など吸収し
受け入れる受身の立場に立っています。
この星生まれの人は、コツコツ努力してゆるやかに運気が向上します。
人の上に立ったり責任を負う立場になると苦労します。
人の補佐役で大成します。
運勢は晩年運です。
数え年43~46歳、52~55歳、61~64歳の三大幸運期を生かす
工夫をしましよう
三碧木星の「三」は天と地の二つの交わりによって、一子が誕生し三人となった
「三」を意味し、一年の気候で言えば、春の初め三月草木の芽が萌え出して
育成発育している状態を意味しています。
三碧の「碧」は色の青であり、朝の空の色を表し植物の青々とした色であり
青春の青を意味しています。
木星の「木」は樹木の生長発展している姿の働きを意味しています。
「木」の生長は常に新鮮であり、若さがあり、力強く、あらゆる障害を突破して
先に伸びようとする直感的な元気さを意味しています。
この星生まれの人は、父親との縁が薄く若くして事業を起こす傾向にあります。
コツコツと石橋を叩いて渡るとと言ったタイプでなく、一足飛びに成果を求める
冒険、若さ、力強さ、明るさのある星で(雷の星)とも言われます。
行動的で積極的ですから若いうちから頭角を現しますが
運勢は波乱含みとなりがちです。
運勢は初年運で、数え年25歳~28歳、34歳~37歳、43歳~47歳が人生の最大幸運期です。
若年の好機を生かして一生の安泰を図りましょう。
四緑木星の「四」は東西南北の「四」であり、春夏秋冬の「四」であり、世間、社会
風俗を意味しています。
四緑の「緑」は植物が成長し、葉が整った状態を意味しています。
緑の木は風を調節し整えます。
四方八方から吹く風の意味のあることから、風の星といわれます。
この星生まれの人は、優しく、穏やかな人で社交家です。
世間の情勢にうまく従って、遊泳する運気を持っています。
大きな失敗もないが大きく成功する運気もないのが特徴です。
幸運期は数え年25歳~28歳、34歳~37歳、43歳~46歳です。
幸運期を活して、晩年の安泰を図りましょう。
五黄土星の「五」は中央、中心を意味する五です。
宇宙には、「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の五気があり、人間には五臓があり
感覚には五感があり、五は中央にいて万物を支配、統制し天地万物の
変化推移を司る働きを意味しています。
五黄の「黄」は、土の色を意味し土は草木の故郷です。
土星の「土」は、土の働きを意味し「つち」は物を育成したり、
腐敗させたり、蓄積したりする、働きがありますが、五黄の土は腐敗、破壊する作用を
意味しています。
関東大震災も阪神大震災もともに五黄土星の年に起きています。
この星生まれの人は極端に運勢が別れるのが特徴で、ある人は大成功者に
ある人はどん底に落ちたりする傾向があります。
気が強く人に屈することが嫌いです。
頭脳は人一倍良く、行動力抜群、持久力もあり、人に使われていると芽が出ません。
小さくても一国一城の主になるかリーダーとして活躍する立場こそが
「五黄」の能力が発揮されます。
運勢は晩年運で、数え年43歳~46歳、52歳~55歳、61歳~64歳が
人生の三大幸運期で若年で苦労するほど晩年が安泰になります。
六白金星の「六」は、天と地の二つと、四方の四つが合体したもの、すなわち大宇宙をを意味しています。
六白の「白」は潔白の白であり、灼熱の太陽が最高潮に達して白熱化した白です。
六白は太陽を示し「天」を表します。
古来から人類が天を仰ぎ神と崇めるところの本体をも意味しています。
金星の「金」は金属の金の意味もありますが、稲穂が実り金色に輝く金を意味し
最も価値のあるものの金や、権力者、支配者のいみもあります。
つまり天地自然の最高の位を表わし、天こそ陽気を発し、大地を育成し、生命を与え
永遠に運行している姿です。
六白金星は「天の星」、「支配者の星」ともいいます。
この星生まれの人は、人の上に立つという運命を持っています。
下に甘んじることなく、どこまでも上に向かって前進しますが、それだけに苦労が多いといえます。
運勢は晩年運で、数え年43~46歳、52~56歳、61~64歳が三大幸運期です。
七赤金星の「七」は七福神の七であり、五穀豊穣の豊年と秋の収穫の喜びを意味しています。
七赤の「赤」は草木が秋を迎えた紅葉の赤であり、太陽が西に沈む時の赤を意味しています。
金星の「金」は金属の金であり、お金、貨幣、金融、銀行、飾り物の金属であり
働いて得たお金を意味しています。
七赤金星は西に位置し物資の豊かさ、喜び、安心、笑い、団らん等人間の幸福な広い意味での
喜びを意味しています。
この星生まれの人は カンが鋭く、人を喜ばせる才能をもっています。
自己顕示欲が強くプライドが高すぎるのが、良くも悪くも影響します。
遊びのために人生があると言う自由な考えを持つ人が多いのもこの星の特徴です。
異性との関連性の中で良い方にも悪い方にも人生が進展していく傾向があります。
ひとの「知恵袋」として最高の能力を発揮します。
運勢は晩年運で、数え年の43~46歳、52~55歳、61~64歳が三大幸運期です。
大きな野望より、質実にして、独立自営を心がけるとよいでしょう
八白土星の「八」は四方八方の 八であり八方に広がっていく末広の意味があります。
八白の「白」は白紙に戻す「白」の意味で今までのことに終止符を打って
新しく展開していく出発の白です。
土星の「土」は、種子が地に落ちて終わりを告げたものと再出発させるための
土の中に蓄える意味を表しています。
又、八白土星の「土」は、集積された土であり、山を意味し、山は一つの頂であり
終点であり次の山への出発点でもあります。
この星生まれの人は意思強固で、信念が強く、小さな事に心動かさず、努力の
積み重ねによって才能を伸ばしていきます。
協調精神に欠けるので人と争いがちです。
人の下に甘んじることなく、指導的立場になったり、先駆者となる人が多い星です。
運勢は、つまずいたとしても盛り返す強い力を持っています。
晩年運で、数え年の43歳~46歳、52歳~55歳、61歳~64歳が最大幸運期です
九紫火星の「九」は、数字の中では最高の数であり、「九」は究極の「九」であり、最高、終極
を意味しています。
九紫の「紫」は、東の青と西の赤が融合されて生まれる色であり、火炎の最も旺盛な色が紫です。
至高、至尊を表わし、神社仏閣では最高の色として、使われます。
「九」も「紫」も最高のいみを表しています。
火星の「火」は燃える火の意味だけではなく
火の持っているすべての作用を意味しています。
生活を明るくする文明、文化、芸術、美術、装飾、情熱など意味しています。
焼却することによって離別する意味もあります。
この星生まれの人は頭も良く文芸美術方面に興味と関心と才能をもっています。
自分が主役になることを強く望む生き方をします。カンが鋭く先を見通す力を持っています。
人の為に尽くす生き方が成功します。
運勢は中年運で、数え年の、34~37歳、43~46歳、52~55歳が最大幸運気です。
幸運気を生かして晩年の安泰をはかりましょう。