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			鰐口
							
						- 分類
 - 市指定(第133号)
 
- 指定年月日
 - 昭和51年4月13日
 
- 種別
 - 工芸品
 
- 所有者
 - 慈光院
 
- 時代
 - 室町時代
 
- 法量
 - 直径 26.3cm
 
 鰐口は、社殿や仏堂前の軒下につるし参詣者が打ち鳴らすひらがねのことをいう。金口ともいわれ、平安時代からみられる。
 この鰐口には、「平田庄小白山神宮寺金口 文安3年九月十六日 勧進願主彦八」の銘がある。文安3年は1446年にあたり、平田庄は大岡白山神社一帯を広く指す中世荘園の名を示す地名である。勧進は多くの人に募金を勧め歩くことであるが、その願主彦八については不明である。
 鰐口全体の感じはやや鈍重気味ながら、銘文の書体、金口や勧進という表現、胴のふくらみも薄い点など、15世紀の鰐口として貴重なものである。
