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都築弥厚茶室つづきやこうちゃしつ

都築弥厚茶室1
都築弥厚茶室2
都築弥厚茶室3
分類
市指定(第32号)
指定年月日
昭和40年10月1日
種別
建造物
所有者
西蓮寺
時代
江戸時代
木造桟瓦葺 三畳茶室

 西蓮寺の茶室は、1838年(天保9)以降に和泉村の都築弥厚邸から移築されたものである。その経緯は、東端村の大橋新五郎が1833年(天保4)に都築家から茶室一棟を譲り受け、これを西蓮寺へ寄付したものである。

 この茶室は、化政期(1804~30)頃岡崎の宗徧流そうへんりゅうの茶人だった不蔵庵龍渓ふぞうあんりゅうけいの作ではないかとされている。とくに、本席を台目だいめ三畳とし、控えの間との間を壁で仕切り、庭の飛石を伝って本席に入るようになっている。にじり口はなく、貴人口きじんぐちをもってかえ、障子戸にすることによって、本席に明るさを与えているのが特色である。

住所
東端町 寺下9番地