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木造 聖徳太子立像もくぞう しょうとくたいしりゅうぞう

木造 聖徳太子立像1
分類
市指定(第120号)
指定年月日
昭和49年2月13日
種別
彫刻
所有者
本證寺
時代
鎌倉時代
法量
高さ 133.8cm

 身に袈裟けさをまとい右手にしゃく、左手に柄香炉えごうろを持ち、父用明天皇の病気平癒へいゆを念じた、太子16歳の孝養像きょうようぞうである。桧材を用いた寄木造よせぎづくりで、玉眼ぎょくがんを用いている。
 この像は、本證寺ほんしょうじ太子堂の本尊であり、同寺はこの像を中心に発展してきたとされ、真宗寺院と太子信仰とのかかわりを示すものである。
 1991年(平成3)の解体修理にあたっては、江戸時代に加えられた彩色は取り除かれ、写実的な造形をはっきり読み取ることのできる優品となった。