第一幅
第二幅
第三幅
第四幅
第五幅
第六幅
第七幅
第八幅
第九幅
第十幅
聖徳太子信仰が真宗の根源になっているため、初期の真宗では太子の一生を描いた絵伝が制作された。 この絵伝は各幅下から上に向かって、太子の入胎誕生にったいたんじょうから上宮王家じょうぐうおうけ滅亡に至るまでの説話約百景を年代順に描いている。当時の太子信仰を反映した絵巻や絵伝はたくさんあるが、十幅の絵伝はこれだけで、他に全く見られない場面も盛り込まれる貴重な作品である。