ホーム > 紙本墨書 六字名号 附旧軸木
紙本墨書 六字名号 附旧軸木
軸木1
軸木2
- 分類
- 市指定(第183号)
- 指定年月日
- 平成9年1月10日
- 種別
- 書跡
- 所有者
- 松韻寺
- 時代
- 室町時代
- 形状
- 縦 82.2cm 横 31.8cm
- 作者
- 蓮如上人(一四一五〜一四九九)
真宗の本尊は、木像よりは絵像、絵像よりは名号というのが、宗祖親鸞聖人(1173〜1262)以来の伝統で、本願寺第八世蓮如上人も固くそれを守った。特に晩年は、草書体の流れるような筆法で、「南無阿弥陀仏」と書くたくさんの六字名号を門徒に書き与えた。裏書が省略されるため、製作時期の特定が難しいが、この名号もそれらのひとつと考えられ、貴重なものである。
表装の修理の際に分離した旧軸木には、1760年(宝暦10)に表具師水谷源兵衛が、本名号を修理したことが記載されており、本名号の経緯を知る補足資料として、あわせて指定に含められている。