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紙本墨書 六字名号
- 分類
- 市指定(第211号)
- 指定年月日
- 平成21年11月6日
- 種別
- 書跡
- 所有者
- 蓮泉寺
- 時代
- 室町時代
- 形状
- 縦 90.2cm 横 35.4cm
蓮如は、初期には金泥籠文字に見られるような豪華な十字名号を下付しており、その様式を模した九字の名号本尊もある。1465年(寛正6)、比叡山による大谷破脚以後、十字名号の下付は行われなくなり、白紙に名号を墨書して門徒に授けるようになった。特に草書の六字名号が大量に製作された。蓮如筆とされる墨書名号は、実如筆のものと近似または混同される場合が多いが、本六字名号は、いわば典型的な蓮如筆名号と言える。特に「無」の筆法、「阿」の「可」部分、「弥」の旁の「弓」部分は、その特徴がよく出ている。