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大岡村御縄打歩測御帳
- 分類
- 市指定(第14号)
- 指定年月日
- 昭和36年10月1日
- 種別
- 古文書
- 所有者
- 大岡白山神社
- 時代
- 安土桃山時代
- 法量
- 縦 31cm 横22.1cm
表紙に「天正拾七年丑巳九月廿八日」とあり、徳川家康が関東に移封される前年(1589年)に、三河・遠江・駿河・甲斐・信州の領国で実施した検地の際の耕地面積と年貢収取量との換算表である。この年の検地帳は、三河で3点存在している。
この徳川領の検地は、豊臣秀吉から命じられて実施したものであるが、面積の表示には1反360歩制(太閤検地では1反300歩制)をとり、大歩(240歩)、半歩(180歩)、小歩(120歩)というように近世以前の数示法や、石高のほかに一部に貫高制を残すなど、古い形式をとっている。
家康が、もとの主家筋である今川家の領国支配のやり方をそのまま受け継いでいたことがわかる。