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木造 如意輪観音菩薩坐像
- 分類
- 市指定(第165号)
- 指定年月日
- 平成4年3月20日
- 種別
- 彫刻
- 所有者
- 個人
- 時代
- 江戸時代
- 法量
- 高さ 46.5cm
この像は、明治初年、小坂井(豊川市)の某寺にあったものが、神仏分離令によって廃寺になり、縁故によって別郷へもたらされたと伝えている
一面六臂で、宝冠をかむり、右一手は頰にあて思惟の形を、二手は胸前で宝珠をとり、三手は右膝横に自然に垂らして念珠をとっている。
左一手は垂下して地を撫で、二手は臂を曲げて蓮華をとり、三手は左肩の脇で輪宝をもっている。
この時代のものとしては市内では類例が少ないうえ、室町時代の作風を残す美しい彫刻である。