松平氏関係文書まつだいらしかんけいもんじょ

　西蓮寺には、室町時代から江戸時代にかけての文書が約100点所蔵されている。そのうち松平関係書状等18通が市指定文化財に指定されている。長忠ながただ（安城松平二代）書状と伝えられるもの2点、広忠ひろただ（安城松平五代）書状と伝えられるもの3点、親盛ちかもり（福釜松平初代）書状1点、親盛ちかもり寄進状1点、親次ちかつぐ（福釜松平二代）書状1点、親次寄進状1点、親俊ちかとし（福釜松平三代）書状1点、天野六蔵ろくぞう（親盛の 外孫がいそん ）書状2点、内藤豊前守（姫小川城主）書状1点、佐野馬助書状1点、親明しんめい 書状1点、仁左衛門請取状1点、戸田重兵衛書状1点、藤弥次右衛門書状1点である。
　これらのうち親盛寄進状には1530年（享禄3）、親次寄進状には1534年（天文3）と年が記してあるが、紙質や文言に疑問が持たれている。