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孔雀文磬くじゃくもんけい

工芸品 垣蔦文組1
分類
市指定(第56号)
指定年月日
昭和40年11月3日
種別
工芸品
所有者
本證寺
時代
鎌倉時代
法量
肩間 22.1cm 底部 26.4cm

 けいは、はじめ中国の楽器であったが、仏具としても用いられるようになり、わが国では奈良時代(8世紀)以降の遺品が多く伝わっている。
 この磬は両面磬で、中央に蓮華文れんげもん撞座つきざ、左右に孔雀くじゃくを配する。蓮華は複弁八葉ふくべんはちようで、中に九個の蓮の実を置き、その形はみごとである。また、孔雀はほぼ両面同形であるが、片面の孔雀の片足を屈折させることで、やや変化をもたせて優美に描かれている。