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木造 十二神将立像
十二神将は、薬師如来の大願に応じて表された神で、本尊の周囲にあって、鎧に身をかため、それぞれ異なった持ち物をもって、薬師如来の世界を守る役目をする。
この像は、神光寺の本尊「木造薬師如来立像」と対をなすもので、1700年(元禄13)以降、本尊とともに比叡山延暦寺から下付されたものと考えられる。
どの像も、背に三つの火焔をともなう輪光をいただき、顔の表情には迫力があり、姿態にも動きがあって力強く表現されている。彩色は剝離しているが、損傷が少ない良品である。