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寺領廃寺出土遺物
- 分類
- 市指定(第77号)
- 指定年月日
- 昭和40年11月3日
- 種別
- 考古資料
- 所有者
- 松韻寺
- 時代
- 奈良〜鎌倉時代
瓦 52箇
平瓶 1箇
山茶碗 2箇
無子葉六弁文軒丸瓦は、花弁の肉が厚く、花弁と花弁の間に大粒の珠文を置く特色のある瓦文であり、細部のつくりとともに、高句麗系瓦であることを示している。重弧文の軒平瓦とセットになる。
高句麗系瓦は、矢作川流域の各地(岡崎市北野廃寺など)に分布するが、他の地域では類例の少ないものである。
他に11種の軒丸瓦があり、ほとんどが
無子葉蓮弁文であるのが特色である。平瓶・山茶碗は鹿乗川河床で工事中に採取されたものである。