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絹本著色 法然上人絵伝けんぽんちゃくしょく ほうねんしょうにんえでん(三幅付断片)

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真1

    第一幅

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真2

    第二幅

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真3

    第三幅

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真4

    第五幅

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真5

    第六幅

  • 絹本著色 法然上人絵伝 写真6

    第七幅

写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6
分類
県指定(絵第67号)
指定年月日
昭和47年5月31日
種別
絵画
所有者
本證寺
時代
南北朝時代
法量
縦 161.5cm 横 84.4cm
 

 浄土宗を開いた法然は、親鸞しんらんの師であるところから、初期真宗教団では、その一生を描く絵伝を用いて、念仏の教えを勧めた。法然の絵伝には幅数や内容などにさまざまな種類があるが、この絵伝は、知恩院ちおんいん(京都市)本に代表される七幅絵伝の系列に属するものである。一幅を欠き、残りの六幅のうちでも三幅は欠損部分が多いのが惜しまれる。しかし、絹本が密質であるうえ描写がリアルで、特に登場人物の表情を豊かにし、数を控えめにしてゆったり描いているのが特色である。絵の中の障屛画しょうびょうがには水墨画の影響がみられるなど、見逃せない箇所の多い作品である。