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本證寺門徒連判状
- 分類
- 市指定(第70号)
- 指定年月日
- 昭和40年11月3日
- 種別
- 古文書
- 所有者
- 本證寺
- 時代
- 室町時代
- 法量
- 縦 15.7cm 横 514.5cm
1549年(天文18)、本證寺の有力武士門徒115名が、本證寺八代源正の遺言に対して忠誠を誓い署名した文書である。内容は本山の本願寺と「あい松」を後継とする本證寺をどんなことがあっても守ると約束したものである。
署名者は、松平・今川・吉良・水野氏に仕える者で、領主(いわゆる国人領主)の対立に関係なく、碧海郡南部から幡豆郡西部を中心とした広い範囲に分布する。石川氏は33人にのぼり、筆頭に署名する石川忠成(清兼)を中心に、宗教的な結束による独自な結合関係、小領主連合がうかがえる。
こうした結合関係は各地にあったと推定され、後の一向一揆とも関係するものだが、史料として残るものは、全国的にみても全く例のない貴重なものである。