東端村・根崎村図ひがしばたむら　ねさきむらず

　根崎村は1650年（慶安3）に東端村から分村した。その時、村の境界に松を植えたが、1701年（元禄14）になって、松の繁茂のため境界が分からなくなり、両村が立ち木の伐採を根崎代官所へ願いでた。同年、代官所は双方の言い分について調べた結果、和紙彩色の絵図面を作成し「田の縁五間通り」を図示し、両村の 庄屋しょうや・組頭くみがしら・百姓代ひゃくしょうだいの立会のもとに、末々までお互いに争論しないことを申合せ、その旨を裏書きに記すよう説得した。こうして作成されたのがこの図面である。