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八剱神社の絵馬
絵馬は、寺社へ祈願のために奉納するものである。本来は馬の絵だったが、全国では馬に限らず百十余種類の絵柄に及んでいる。
この神社の絵馬は、額絵馬に属し、絵師に描かせ奉納させたものである。1788年(天明8)から1813年(文化10)までのものが6面ある。縦80センチ、横99センチの大きさの1798年(寛政10)の絵馬は源頼政の鵺退治の図である。6面とも図柄が異なることから祈願の趣旨も違っていたものと考えられる。同村豪農都築一族によって奉納されたものが4面あり、村における氏神信仰の実体をうかがうことのできる資料として貴重である。