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藤の里伝承地
- 分類
- 市指定(第48号)
- 指定年月日
- 昭和40年11月3日
- 種別
- 史跡
- 所有者
- 村高天神社
- 時代
- 江戸時代
志貴庄藤野郷
は、河野町・村高町・川島町・岡崎市の下佐々木を含めた一帯の村名で、現在も藤野・藤野里・藤野元・藤野原の
字名が残っている。この地は、鎌倉時代から矢作川を渡る藤野渡があり、交通の要所として栄え、藤野元には藤野大社があり、名勝地として知られていた。村高天神社には、
咲くほどに 藤野も
ゆかし はるのくれ
と刻まれた石碑があり、村では芭蕉の句碑と伝えられている。
藤の里は、名の如く藤の名所として『夫木集』に、
むらさきの 糸くりかくと みえつるは
藤野の村の 花さかりかも
と宗国の一首が残されている。
- 住所
- 村高町 藤野元97番地