MENUCLOSE

ホーム > 木造 伐折羅大将立像

木造 伐折羅大将立像もくぞう ばさらたいしょうりゅうぞう

木造 伐折羅大将立像
分類
市指定(第148号)
指定年月日
昭和59年11月30日
種別
彫刻
所有者
長福寺
時代
江戸時代
法量
高さ 49cm

 この像は、背面に「戌婆娑羅大将いぬばさらたいしょう」と陰刻されており、十二神将の一つ、伐折羅大将を表した円空仏である。荒彫あらぼりのうちでも、初期の寛文年間(1661~1672)頃に彫られたもので、顔の表情も整い、衣の文様にも力強さが感じられる。普通、伐折羅は剣(宝剣)を持っているものだが、この像では斧(宝斧)を持っている。
 1995年(平成7)に奈良国立文化財研究所により、年輪年代法の調査が行われ、江南市の音楽寺に伝わる迷企羅めきら大将像等の仏像の年輪幅と合致したため、もとは音楽寺の十二神将像の一体であったことが判明した。