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木造 阿弥陀如来坐像
- 分類
- 市指定(第171号)
- 指定年月日
- 平成5年11月3日
- 種別
- 彫刻
- 所有者
- 菩提寺
- 時代
- 室町時代
- 法量
- 高さ 27cm
菩提寺の本尊であり、七重の蓮台座の上で上品上生の印を結ぶ阿弥陀如来である。
玉眼を入れる寄木造の漆箔像で、法衣は黒塗りで唐草浮模様を施す。光背・台座は後補で、漆箔も後世塗りなおされてはいるが、頭部の低い肉髻、写実的な面貌表現、U字形に開かれた胸元の表し方などから、典型的な室町時代の仏像とわかる。
1529年(享禄2)の寺蔵の棟札に「本堂起立納守本尊春日作者也」とあり、本像は、春日仏師によって制作されたと伝えられている。