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絹本著色けんぽんちゃくしょく 阿弥陀三尊来迎図あみださんぞんらいごうず

絹本著色 阿弥陀三尊来迎図
分類
市指定(第11号)
指定年月日
昭和36年10月1日
種別
絵画
所有者
崇福寺
時代
室町時代
法量
縦 132cm 横50cm

 親指と人さし指を念じ、右手を胸に挙げ左手を垂れた姿の阿弥陀如来が雲の上に立ち、菩薩を従えて臨終を前にした人を迎えに降りてくる。金蓮台きんれんだいささげ腰をかがめた観音菩薩かんのんぼさつが先に立ち、後にせい菩薩ぼさつが合掌する。観音菩薩が捧げる金蓮台は、死者をその上に迎えるためである。
 阿弥陀如来の光背をはじめ金色に輝く部分は、金箔きんぱくを細く切ってはりつける切金きりがねの手法によっている。これは、室町時代以前に盛んに用いられた手法である。もとは更に幅広い絵像であったものを、切り縮めて表装しなおしている。