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プロジェクターはシャープに決定

 そうこうしている間に、自宅の全体間取りはでき上がってしまいました。早急に大物のプロジェクターの選定を完了し、問題がないことを工務店さんに伝えなければなりません。向こうも商売ですから、悠長なやり取りに付き合ってくれるわけもなく、相談に乗ってくれるとは言っても、専門業者ではありませんので、こちらからある程度の仕様、設置方法までを申し渡さなければなりませんでした。泡を食って、視聴機材の販売店さんをあちこち回り、インターネット等も駆使して、カタログやら資料を集めました。

 プロジェクターは大きく「3管式」と「液晶式」がありました。ハイエンドクラスのプロジェクター、特に「3管式」は総じて100万円近い、もしくはそれ以上の金額で、とても手が届く範囲にありませんでした(泣)。調整がマニアックで、画質も映画的でいつかは挑戦したいとは考えていますが、今回は金銭的に断念せざるを得ませんでした。ただし、三菱LPV-1000Vは金額的にも何とかなるのではないか、と最後まで悩んだことは付け加えておきます。

 液晶プロジェクターのハイエンドもやはり、100万円近傍になってきますが、それらは上述の理由で候補から外し、中堅どころで納得できるコストパフォーマンス、価格的に購入できそうな候補として、シャープXV-Z5000と、当時新鋭のソニーVPL-VW10HTの2機種に絞り込みました。

 

 スペック、価格ともソニーが最新機種だけあって、シャープを凌駕しています。百聞は一見にしかず。判断の決め手は、たぶんソニーよりシャープの映像は劣るだろうが、それが許容できるレベルかどうか、それとソニーが実売でシャープとの価格差がどの程度になるかの2点でした。このときお世話になったのが、名古屋大須のドロップアウトさん、なんと両機種の横並び比較視聴ができたのです。結論から言うとシャープに軍配でした。実売で2倍以上の差があり、ソニーとシャープの黒浮きの差異も思ったより気にならず。逆にシャープの発色の鮮やかさの方が好印象でした。映画館のような緻密な映像描写はおそらくソニーの方が優れているように思いましたが、それが2倍以上の対価で手に入れるべきものか、というところで踏みとどまってしまいました。シャープXV-Z5000は近々新機種が発売される、という時期でもあったため、特にバーゲンプライスだったようです。

(注)専門誌などをご覧になると分かるように、大抵最新機種の優位性の記事が書き立てられています。業種は違いますが、同じような仕事に携わっている関係で申し上げますと、最新機種が旧機種より劣ると書かれることは、まず営業施策上ありません。やはりご自分で視聴されてご判断されるのを、強く推奨しますです、ハイ。いろいろ視聴して回りましたが、雑記記事は当てにならんなあ、という所感を持ちました。

 そんなわけで、ほとんど金銭的要因に押し流され、プロジェクターをシャープXV-Z5000に決定。取付金具の資料も請求して、そそくさと間取図の可否の検討に入ったのは言うまでもありません。視覚的にもシルバーの筐体が結構格好いい(と本人は満足している)XV-Z5000に決めた時点で、天吊りでいこうと心に決めていました。

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