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CZ-6BS1互換+RaSCSIボード




※このページを書いてた当初(2023年9月)、余った数個放出するつもりで書いていたので所々文脈がオカシイ(?)です
※再記した現在は放出予定はありません
※てか忘れてたけどこのボード作ったの2021年1月かw

【初めに】
シャープ純正のSCSIボード「CZ-6BS1(回路図はInsideX68000記載)」とGIMONSさんが考案された「RaSCSI(公開されていた版)」を一体化させたものです
SCSIコネクタはハーフサイズ(アンフェノール型)で、RaSCSIで使用するラズパイのモデルはスペースと電力的な問題を踏まえzeroシリーズで使う事を想定
SASI機を快適に使いたい為だけに製作したものです
元々余ったらキットで出せばいいや、て考えてたのでICは全部DIPで設計したのだけど、キットの最大のデメリット「作ったけど動かない」と言われるのがイヤで結局全部自分で組み立てることに(ぉ
(2025年現在ではArdSCSino-stm32のが手軽感ありますが、当時はまだ無かった?or個人的に動かせなかった)

【SCSI-ROMの準備】
SCSI-ROMはPI.さんが作成されたXM6ユーティリティを使い、無償公開されているHuman68k version 3.02のシステムディスクからSCSIEXROM.DATを生成して使います(XEiJで生成したROMやCZ-6BS1のROMを載せ替えても使用可能)
ユーティリティから生成したSCSI-ROMは分割する必要があるので、簡単なツールを用意

ROMとツールを同一フォルダに置いてWindowsエクスプローラ上で実行するだけ
分割後はROMライターでEVEN、ODDのROMをそれぞれ書き込み、ボード上のソケットに挿せばSCSIボードとして動くハズ(挿す位置と向き注意!


【RaSCSI機能について】
RaSCSI用部品とラズパイを載せれば内蔵HDDなどとして使えますが、RaSCSIを使用しない場合は641-1の取り付けはしないこと(641-1だけだと多分68が起動しない)
RaSCSIのソフトウェアは基本的にベアメタル版RaSCSI(FULLSPEC、ver.1.50)推奨です(1.52だと応答速度が速すぎて正常に動かない)
現状ソフトウェアの入手ができない(?)ので、過去のデータを持っていないと使えないですし、場合によっては異なるバージョンなどを使用したり、自分でソースを弄ってビルドする等する必要あり

【ラズパイの電源について】
+5Vは安全を考え敢えてラズパイのGPIOは使わず電源コネクタから取るようにしてありますが、必要なら外部電源も使用可能
が、外部電源を使う場合はX680x0側では何も処理しないので、ラズパイのON/OFFを別途操作する必要あり
これはラズパイ公式がGPIOへ直接電源入れるのを推奨していないのと、通常版RaSCSI使う際に所謂ブチギリしない為
ジャンパしてGPIOへ+5Vを直接入れても可ですが、ジャンパ繋げたまま外部電源を使用しないように注意が必要(最悪何らか壊れるかも)

【後記】
タワー型X68000は拡張スロットが2つしかないので、当時はメモリとMIDI、SCSIをどう組み合わせるかが悩みどころでした(特にSASI機)
この組み合わせを実現しようとすると、大抵はメモリは中途半端&MIDIをRS接続orパリティ回路付けてSxSI、の選択でした
今回のSCSIボード(HDD内蔵)とXM-6BE10+midiori複合ボードで全て2スロットにスッキリ収まり、普通に遊ぶには最適な環境が整えたので個人的にはこれで完結です


次作るならArdSCSino-stm32載せるかなぁ・・・安くてお手軽に簡単に使えたほうがいいからね
メインでArdSCSino、必要な時に通常版RaSCSI外付け(samba設置前提)で、ちょっとした移動ならJMMCSCSIがベストかな?
ても既に満足しちゃってるから余程の事が無い限り作らないだろう

【謝辞】
順不同> XM6ユーティリティを製作&公開していただいたPI.さん、RaSCSIを開発されたGIMONSさん、回路図を公開してくれたシャープさん、InsideX68000著者の桑野さんに感謝ですm(_ _)m



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c 2016, えくしみえむLast updated 2025/01/26