黒岳(大雪山) 1,984m

・日 時  平成19年8月17日(金)
七合目 12:00 〜 13:10 黒岳 14:05 〜 15:05 七合目
≪行動時間 3時間5分≫
・山行記録
 北海道旅行も今日で6日目、 今日は午後のほうが天気が良さそうなので、層雲峡温泉でお昼を食べてから黒岳に登ることにする。 ところが、お昼近くになっても上空の雲は鈍よりとしたままで、一向に回復の兆しが無い。 黒岳も駄目かぁ・・・。わたぼうは少々落胆しながらロープウェイに乗る。 ロープウェイの車窓からは当然のごとく何も見えず、ガイドの音声を聞きながら絶景を想像するばかりである。
晴れ間が覗き始めた登山道
 ロープウェイからリフトに乗り継ぐと、さらに酷いことにガスガスの雲の中に突入してしまう。 これじゃあ旭岳と一緒じゃん!・・・。 激しく落胆しながらも、リフト終点の七合目から歩き出す。旭岳の登山道と違って、黒岳側は緑が濃い感じである。
 8合目で一旦休憩してから登って行くと、次第に空が明るくなって、青空が見えるようになってくる。 現金なものであんなに重かったわたぼうの気分は一気に軽くなる。 道端にはアザミ、イワギキョウ、ウメバチソウ、ヒメクワガタ、ミヤマホツツジ等が咲いて、登っていても楽しい道である。
黒岳山頂から御鉢平方面
中央右に北鎮岳が一際高い
 いよいよ山頂近くになると空は晴れ渡り、振り返れば雲海が広がっている。 層雲峡の谷を埋め尽くす雲海の上に出たようだ。 先に子供たちが待つ山頂に登り着けば、御鉢平を取り囲む山々が一気に視界に飛び込んでくる。 その広さに、その優雅さに、その荘厳さに大感動である。
 気持ちの良い山頂で長々と休憩を決め込む。 正面に北鎮岳が大きく、左に間宮岳と北海岳が続き、右には遠慮がちに愛別岳が覗いている。 時間が経つに連れてガスがさらに取れ、白雲岳も見えるようになってくるが、旭岳だけは残念ながら雲の中にある。 山頂のハイマツにはシマリスがちょろちょろと現れ、わたぼうたちはその愛らしい姿を追いかけながら楽しい時間を過ごす。
 14時を過ぎたところで下山を始める。下るに連れ、わたぼうたちは再び雲の中に突入する。 登った時より天気が悪く、リフトでは霧雨に降られながらの下りとなる。