火山(ひやま) 1,379m |
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・日 時 平成27年1月24日(土)
碧南 4:30 = 六厩 8:25 〜 8:50 スノーシュー装着(ケベックの森別荘地) 〜 10:20 休憩(標高1230m付近) 10:35 〜 11:20 火山 12:00 〜 13:10 ケベックの森 〜 13:40 六厩 = 桜香の湯 = 18:00 碧南 ≪行動時間 5時間15分≫
・山行記録
前日の金曜日が強い冬型で寒気が入ったため、猪臥山の二の舞になるかと心配したわたぼうであったが、 今回の寒波では積雪は少なかったようだ。 早朝に自宅を出発し、先週と同様に東海北陸道を北上するが、荘川ICまでチェーン規制なしで行けてしまう。
無風の穏やかな日和に放射冷却が強烈で、ひるがの高原SAでは氷点下12℃の極寒世界である。 さらに六厩の温度計では何と氷点下13℃を表示しており、わたぼうをびびらせる。 ちなみにこの日の六厩の最低気温は氷点下14℃を記録したようである。 わたぼう達はくるまーと六厩のトイレ(障害者用は暖房便座のシャワートイレ)前に駐車して登山支度をする。 くるまーと六厩からだと登山口の別荘地まで遠すぎるので、 わたぼうは集落の東外れに国道の路肩が広くなっている場所を見付けて駐車する。 ここからでも別荘地の入口まで700m程あり、まずは2人分のスノーシューを担いで国道の歩道を歩いて行く。 国道の脇には高さ2m程の雪の壁が出来ており、除雪してない家は1階の軒下まで雪に埋もれている。 別荘地の道路も除雪されているが、路肩は2m前後の雪の壁に取り囲まれている。
雪に埋もれた別荘の間を進むと、何と行く手に除雪した道路が横切っている。 わたぼうは道路に降りるためにステップを刻み、道路の反対側の雪上に上がるために再びステップを刻んで乗り越える。 気を取り直して別荘の間を登って行くと、またまた道路にぶち当たってしまう。 雪の壁を降りたり登ったりするうちに無駄な時間ばかりが過ぎてしまう。 別荘地から抜け出すと同時に目的の尾根に先端から取付く。登り始めが少し急であるが、その後は疎林の緩やかな尾根が続く。 スノーシューの沈み込みも少なく、快適な歩行が堪能できる。 わたぼうが先頭に立ってラッセルして行くが、妻がスノーシュー歩行に慣れたところで先頭を交代したりする。
針葉樹林帯に入ると無残にも一帯の木々の樹皮が剥がされている場所がある。 一瞬熊剥ぎかと警戒するわたぼうであるが、足跡からすると鹿かカモシカの仕業のようだ。 暫く鹿の足跡を辿って登って行くと、標高1200mの尾根分岐で鹿の足跡は分岐した尾根に下って行ってしまう。 わたぼう達は傾斜が増した尾根をひと息登ってから最初の休憩を取る。 日射しはあるものの、そよそよと吹く風が堪らなく冷たく、少し休憩していると身体が冷え切ってしまう。 わたぼう達は空きっ腹にパンを投入してから尾根の続きを登って行く。 わたぼうは身体を暖めるためヤッケを羽織り、シャカシャカと登っては妻を待つことを繰り返す。 高度が上がるに連れて新雪は深くなり、樹上にもたっぷりと雪を載せた見事な雪景色が展開する。
雪の下りは何時ものように早い。穏やかな尾根の下りに妻も無難に歩いて行ける。 別荘地に下る最後の急斜面には少し手古摺るが、やっぱり登りの半分以下の時間で戻って来る。 最初に道路に出会ったところでスノーシューを外し、帰りは別荘地の間の車道を歩く。 国道に出ると日射したっぷりの陽気に路面の雪がすっかり融けている。 桜香の湯で冷えた身体を暖め、時間早いため高山に遊びに行こうかと迷うが、本日は大人しく自宅に直行することにする。 ただ、氷点下10℃を下回る冷たい空気に晒された疲れで、ぎふ大和PAでほんの少し仮眠を取ってから帰ることになる。 無積雪期なら容易に登れる火山でも、冬場なら十二分に登山を堪能できたのだった。 |