故 poco 回想
なにか不満でもあんのか、、、?
2001-3-21
Poco(♂)のデータ
(生年月日 | 1991/8/23 逆算推定) |
家に来た日 | 1991/10/2 生後約40日 |
もらったところ | 三島市街のペット屋さん |
来たころの体重 | 600g |
ピーク時の体重 | 6.5kg |
死んだ日 | 2003/3/23 22:50頃 |
pocoが生きた日数 | 4,230 |
享 年 | 11年07ヶ月 |
死 因 | 老衰。 とは言っても、昨年の喧嘩で瀕死の重傷を 負って以来、急に衰えが来ていた。 |
死亡の1週間前。
この頃の長ニャンは長男の布団にもぐり込んで寝るのが日課だった。
Pocoが来た頃、幼稚園年長組みだった長男は、
今高3にまでなった。
11年余りもの長きにわたって飄々と生きつつ、
家に潤いをもたらしてくれたPocoに感謝!
ぽこが来た日
1991年10月2日
その日は静岡県裾野市へ出張だった。
その帰りだ。
出張先での仕事を終えて、新幹線三島駅へ着いたとき、
「今日はちょっと町に用事があるので、、、」
と、同僚に言って分かれ、駅から南に延びる商店街に出た。
十分ほど歩き、あるペット屋さんにたどり着いた。
実はその日の朝、三島駅に着いたとき、同僚と落合うまでの時間に少々余裕があったので、
駅前商店街を暇つぶしにちょっとブラブラ歩いていた。
このとき店先のオリに「子猫あげます」と書いてある、その店に目が止まったのだった。
そのペット屋さんにイソイソともどって、オリの中の子猫たちに再対面。
白、黒、ブチ、いろいろな子猫が5,6匹いて、みんなタダだという。
店主「どぉお、この黒ネコなんか」
私「う〜ん・・・まっ黒かぁ。(闇夜のカラスだナ・・・)」
店主「じゃ、こっちの白いのはどお?」
私「う〜ん・・・」
ちょっと眩しすぎるまっ白にも少々戸惑っていると、すかさず、
店主「このブチもかわいいでしょ」
と、売るわけでもないのに、なぜかなんとなく積極的だ。
まるで早く厄介払いしたいような感じさえ・・・。
私「じゃぁ、これもらってこかな」
ワイシャツにしがみついてミイミイ鳴いているブチ(♂)をもらうことに。
店主「ちょっと下痢気味なのできをつけてね」
私「へ?・・・」
まぁ細かいことはともかく、段ボールの簡易キャリングボックスに入れてもらい、
数日分のフードも抱えて三島駅に向かった。
新幹線の中で、足元に置いたキャリングボックスを見つけた隣のオバサンが、
「あら、ネコちゃんですか。かわいぃ〜」
などと話しかけてくる。好きな人は目ざといものだと感心する。
これから突然の来訪者に、家族がどんな顔をするかを思いながら、
車中で名前を考えていた。
凝った名前やオシャレすぎる名前はやめとこう。
犬なら「ポチ」がありきたりの代表格だな。
「じゃぁ、ポチ+ネコで《ポコ》にしようか」
ポコ・ア・ポコとかウン・ポコ・ソステヌートとか、音楽用語でポコは「少し」だったな。
控えめでよろしい。
そういえば大昔の好物、「不二家のミルキー」のキャラは「ポコちゃんペコちゃん」だった。
こうして車中で名前も決まった。
さて、我家入り。
「え〜、なに〜、どうしたの〜!」
幸い幼稚園の長男や家内に歓迎されて、その日からpocoは家族に仲間入りしたのだった。
◆◆◆
pocoは来たときから結構元気そうに動き回っていたが、
果たして実は病気持ちだった。
育て方がちょっと悪かったのか、ノミはうじゃうじゃ、下痢はするわ、で、
早速翌日病院行きとなった。
(どうりで三島のペット屋さんが焦っていたわけだ)
でもpocoはその後すぐにモリモリ健康になった。
2003.5.25記