セントレア(中部国際空港)スカイデッキにて(2008.8.24)
かつて「謎の大発明」などと、発売前から思わせぶりに喧伝されていたこの道具。
その名は「ジンジャー」というらしいと報道されると、
「なんだ、西洋どぶろく製造機か?」
などと酔っ払いに揶揄されたりも。
それがベールを脱いで賑々しく登場してから、もうだいぶ久しくなった。
自動バランス式のこの「セグウェイ」、前々から一度体験してみたかったのだが、
最近思いがけず、ひょいとその機会を得た。
空港のアトラクションで、インストラクター付きの試乗会だった。
上の写真は足元を隠すと、何となく道路工事のオッサンのようにも見える。
最初はおっかなびっくりへっぴり腰で、顔のこわばりや姿勢、視線などあれこれ指摘されたが、
5分も乗っているうちに、だいぶ感覚が掴めてくる。
体重移動だけで進路や速度がコントロールできるこの乗り物は、
けっこう人で賑わう空港デッキに出ても、もうスイスイと泳ぎ回れるようになっていた。
でもこれは、法律後進国の日本では公道を走ることができない。
同じ自動二輪車でも、道交法上は縦二輪は良いが、横二輪は想定外なのでダメということだろうか。
通勤などには便利と思うが、少々残念である。