「木曽川大橋」
名古屋方面から桑名方面を見る(2007.8.12)
このトラス橋は、木曽川が伊勢湾に注ぐ河口近くにある。
愛知・三重両県を結ぶ大動脈である国道23号線を支える。
昭和38(1963)年完成なので、本年で44歳だ。
話は別だが最近、
アメリカ・ミネアポリス市で、ミシシッピ川に架かる高速道路の大橋が突然崩落したという。
その橋も約40年前の建造だそうだ。
崩落の瞬間を捉えた映像までTVニュースで公開され、まったく仰天の事故だ。
が、これは対岸の火事として楽観していられるものだろうか。
この事故からすぐに思い出したのが、もう少し前にあった報道だ。
それは木曽川大橋上り線のトラスを構成するH型鉄骨の一本が、完全に「破断」していたというもの。
(
国土交通省広報資料より)
・・・・・・
問題の箇所は、現在は既に修復済みだ。
(下左)
破断鉄骨は継ぎ板できれいに修復済 |
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結局、他の鉄骨下部の大多数も
補強することに |
しかし、、、、
この破断事象を機に調査を広げたら、
すぐ西隣の、同一構造の「長良揖斐大橋」も含めて多数の腐食が発見されたという。
その結果、現在はほぼ前面的に補強工事実施中となっている。
(上右)
う〜む、「破れたら縫い」、泥縄の感がなきにしも、、、。
そんなさなかに、ミネアポリス市の橋崩落事故が報道されたのだった。
(Wikipedia ミネアポリス高速道路崩落事故)
思い起こせば十数年前、韓国ソウル市内でも突然大橋が落ちた。(
聖水大橋 1994)
いやもっと古くは「
タコマ橋」の崩落(1940)などもあった。
とかなんとか思っている間に、今度は中国で、建設中の橋が崩落したという!
大丈夫か、日本の大橋!?