アマチュア無線関連周辺機器〜大容量電源用インバータキット

大容量の電源が欲しくてもなかなか入手が難しのが現状ではないでしょうか。そこでユーザーの皆さんが所望の電圧を発生できる電源を作ることができるようにしました。1Kw程度までなら低圧電源から3000V級の高圧電源まで自由に設計できます。本キットは機器組み込み用として開発したものです。

仕様
■出力電力：1.3Kw程度
■ハーフブリッジ・インバータ
■インバータ周波数：50kHz
■入力電圧：当面はAC100V
■リニア・アンプに必要なシーケンス制御もできます。オンディレー・タイマ、オフデイレータイマ、過電流保護、スタンバイ等
■CPUによるPWM制御
■大きさ：150m/m×120m/m×90m/m（H）

キットの内容
■アルミ板に取り付けたIGBT2個。放熱は装置のケースに密着させることにより行ないます。
■一次側交流整流素子（当面はAC100V）
■インバータ制御用CPU及びIGBTドライバー基板
■補助電源基板
■出力トランス用フェライト・コア 70m/m角
■トランス一次捲き線ホルマール線かエナメル線
■販売価格：\22,000円

仕様
■電源電圧：100V
■動作周波数：1.8/1.9、3.5、7mHz帯3バンド
■出力：500-600w程度

【電源部】
インバータ部分、インバータ・トランス、リレー、I/Oが収納されています。大きさは32cm角、深さ8cmです。普通のアンプではトランスだけでも相当かさばるはずです。
インバータに使用しているCPUは、オンディレー、オフディレー、各リレーの動作監視、ソフト・スタート機能、スタンバイ機能、過電流監視、アラーム出力等ができます。勿論、左写真のように凝る必要はなく、必要最小限に留めても良いでしょう。

【高周波部】
左上黄色部分が高圧発生部です。コックロフト回路により約2200vを得ています。インバータ繰り返し周波数が50kHzと高いため、このように小型化できます。右上黄色部は同じくコックロフト回路を使ったスクリーン電圧発生部です。真空管直前に位置しているのは、プッシュプル回路用特殊トランスです。このトランスは当社独自のもので、このトランスを採用することでマルチバンドでのプッシュプル動作に成功しています。