猫典

猫典とは、かゆうが作成した、猫に関する言葉の簡易辞典です。
猫好きのみなさんは、きっともう知っていることばかりですね(笑)
本物の辞書のようには正確ではありませんので、参考までに。
間違いなどありましたら、お手数ですがメールにてご連絡ください。


猫の体・習性に関する言葉
*下の項目をクリックしてください*

*体*




しっぽ

肉球
のど



ひげ
まゆげ









*習性*
あくび
顔を洗う
狩り
キャラバン
毛づくろい
じゃれる
スプレー
ちちもみ
爪とぎ
トイレ
縄張り
臭い
寝る
のび
バランス感覚
水嫌い



*他の辞典*
猫のつく言葉

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*体に関する言葉*


獲物をとるために発達した足で、1.5mくらいはらくらく飛ぶことができる。肉球がクッションの役割をしているので、音を立てないように歩くことができる。
猫の指は前足に5本、後足に4本で犬と同じ。
ときどき、前足や後ろ足でじゃれてくる。それはいわゆる猫パンチと猫キック(笑)



怒るときに口をあけて牙をみせる。
かなり大きく開くので、あくびする姿はアゴが外れやしないかと思うくらい。



猫の毛は、ねこっ毛という言葉があるくらい、すごく軟らかくフワフワ。 怒るとき、びっくりしたとき、怖がっているときは、体中の毛を逆立てて、体を大きく見せて威嚇する。これは全身に力が入り、筋肉が引き締まって毛が立つのである。
私たちには、たいして大きくなったようには見えませんが、猫たちは必死なのね(笑)
スフィンクスという種類の猫は、体に毛が全くない。
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触るとザラザラする、乳頭突起という無数の粒がついている。乳頭突起は舌の付け根に向かって生えていて、あまり毛を飲み込まなくてもすむようになっている。 突起に水が引っかかるので、舌を出したり入れたりして水を飲んだり、体を舐めて綺麗にすることができるのである。母親が子猫をよくなめるのは愛情を表している。
猫は猫舌という言葉があるように、熱いものもが苦手で、ちなみに冷たいものも苦手である。


しっぽ
左右に大きく速く振っていたら、それは怒っている証拠。威嚇するときにはピンと立って、タヌキのしっぽのように膨らむ。左右にゆっくり振っているときは嬉しいとき、ピンとまっすぐに立てて擦り寄ってくるときは尊敬と甘えの気持ちを表している。 しっぽの先だけをピクピクさせているときは考えごとをしているときで、怖いときはしっぽを体に巻き込む。
短いと分かりにくいが、猫は感情をしっぽで表現している。注意して観察してみては?
名前を呼ぶとしっぽで返事をすることも、たびたびある。急に方向を変えるときなどにしっぽでバランスをとったりする。
マンクスという種類の猫はしっぽが大変短く、うさぎのようである。



出したり、引っ込めたりが可能。木登りや獲物をとるとき、ケンカの時に使う。爪は生え変わるので、爪とぎをして削る。
爪は切ってあげても良いが、切るのは透き通った部分を1mmか2mmくらい。濁った部分には血管が通っているので、深く切り過ぎないないように気をつけましょう。


肉球
足の裏にある毛の生えていない膨らんだ、コブのような部分のことで、クッションの役目をしている。このページの壁紙の模様が肉球です。
肉球はプニプニで、触るとやみつきになったりしますが…。嫌がるのであまり触らない方が良い。猫の体は汗をかかないが、肉球は少し汗をかき、湿っている。
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のど
気持ちいいとき、嬉しいときにのどをゴロゴロと鳴らす。これは子猫のときにおっぱいを飲めていることをお母さん猫に伝えるための行為で、大人の猫が鳴らすのは友好の気持ちを伝えようとしていると言われる。
また、苦しんでいる信号としてものどを鳴らすので、気を付けてあげてください。



毛づくろいする門歯が12本、獲物のとどめをさす犬歯が4本、肉を噛み切る臼歯が14本、合計30本。生え変わりがあるので、生後3ヶ月から5ヶ月くらいに抜けることがある。大人の猫の歯が抜けた場合は歯茎の病気かもしれません。
また、猫にも虫歯や歯石などがあるので、猫用のもので歯磨きをするのも良いかも?ドライタイプのキャットフードにも、ある程度の歯磨き効果がある。



臭いをかぎながら散歩することもある。鼻と鼻を近づけたり、相手に擦り寄って臭いをかいだりするのが猫流のあいさつ。鼻はいつもしめっており、乾いているときは健康でない証拠、気を付けてあげましょう。しかし、寝ているときは乾いています。
嗅覚は、犬に比べるとあまりよくない。



動物にとっておなかは一番の弱点。そのおなかを知らない人や嫌いな人には見せない。あお向けになり、足をいっぱい伸ばし、しっぽの先をピクピクさせているのは心を許している証拠ですが、むやみにお腹を触らないように。
いきなり触ると強烈なキックや猫パンチを受けるかも!でも、やっぱり柔らかくてフカフカの毛に思わず触りたくなっちゃうね。
乳首は8個あり、へそは毛の中に隠れている。
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ひげ
ひげの根元にはたくさんの神経が通っており、猫にとってはアンテナ代わりの大事なもの。バランスをとったり体が通れる広さを調べるためにあり、空気の流れの変化を敏感に感じ取り、暗闇でも物にぶつからない。
もし、ひげを切ってしまったら猫として暮らすことができなくなってしうため、どんなに伸びていても絶対に切ってはいけません。方角を知ることもできるらしい。 足首の後ろにもあり、同じように、足を地面に着ける前に足元の様子をさぐることができる。


眉毛
よ〜く見ると猫にも眉毛があるんですよ!これもひげの一種みたいですが、気づきにくいですね。


寝ているように見えても、耳をぴくんとたてている時は、周りの音を聞いてるとき。怖いときは耳を伏せる。
聴覚は、人間が聞こえない高い音も聞くことができ、物陰のかすかなネズミの声を聞くもことができる。
耳が同時に別々の方向を向くことがあるのは、獲物をとるときに便利なためである。音を聞いて獲物までの距離がわかったりもする。



猫の視力は人間の10分の1くらいで、色を判別するのも難しい。しかし、人間と同じように顔の前方についているので、立体的に見ることができ、目標までの正確な距離がつかめる。
網膜の後ろに光を反射する鏡のような膜があるので、目が光り、暗い中でも見ることができる。暗い所では(光を入れて)瞳が大きくなり、明るい所では(光をさえぎって)小さくなったりする。あまりまばたきをしない。
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*習性に関する言葉*

あくび
眠いときやたいくつなときなどにあくびをする。寝ているのをじゃまされたときは、その場を立ち去らずに何度もあくびをして、「何でじゃまするんだよ!」という自分の気持ちを伝えようとする。

顔を洗う
猫が前足などで顔をこするのは、大切なレーダーであるひげについていた水分やゴミを取り除くため。もちろん、顔の汚れも取る。
「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われているのは、雨が降る前は湿度が上がるので、猫のひげが水分を含むため、猫が顔を洗うのではないかと考えられている。

毛づくろい
人間のように毎日お風呂に入らない代わりに、体を舐めたりこすったりして綺麗にしたり、自分の臭いをつけたりする大事な習性。猫は毛づくろいをするときに前足や口を使う。頭の後ろなど、届きにくいところは後足を使う。体の軟らかい猫だからできるワザである。
毛づくろいを普段より多くするときは何かにイライラしているときで、気を紛らわそうとしているのかもしれない。


狩り
猫の祖先が狩りをしていたなごりで、ネズミや鳥を捕まえる。捕まえた動物をその場で食べないでもてあそぶのは、人間から食べ物を与えられているからである。
また、猫が私たちのところに捕まえた獲物を嬉しそうに持ってくるのは、、私たちを自分の子どもだと思って、狩りの仕方を教えようとしているのだと言われている。

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キャラバン
母親猫は、子猫たちが生まれて6週間くらいすると、子供たちを連れて歩くようになる。これをキャラバンと言い、こうして子猫たちは生活や狩りの仕方などを母親から学んでいく。
しっぽをぴんと立ててちゃんと並んで歩いていく。可愛い行列ですね。


じゃれる
猫は遊んだりするときに、上手に前足を使う。猫の足は狩りをするために発達しているため、遊びでも、ついつい前足を出してしまう。
猫パンチの動きって連続縦動きだったり連続横動きだったりで面白いですね。


スプレー
ちゃんとおトイレを覚えた大人の猫が、部屋で突然臭いの強いおしっこを真後ろに吹き付けるようにするのがスプレー。基本的にはオス猫が縄張りを示すためにする。

ちちもみ
猫がのどを鳴らしながらセーターや毛布を前足で交互にもむしぐさをすることがある。それは、猫は大人になっても自分を子猫だと思っており、お母さん猫のおっぱいを吸うしぐさをして甘えているため。前足をグーパーグーパーと動かす。
私の足やお腹の上でやられたときは、こしょぐったくてたまりませんでした。
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爪とぎ
ものを引っかくことで古くなった爪を取り去り、新しい爪をとがらせようとしている。これは猫の狩りの本能のための爪のお手入れ。前足だけで、後足はとがない。
また、爪あとと前足の汗の臭いで自分の縄張りを示してもいる。背伸びをしながら高いところに爪あとをつけようとするのは、大きい猫だと思わせるため。


トイレ
猫が排泄物を埋めるのは、綺麗好きだからではなく、自分の臭いを消すため。そうすることで敵に自分の行動範囲を知られないようにするという本能からだと考えれられている。

縄張り
家で人間と暮らしているメス猫は家中心にして半径500mくらいの地域を、オス猫はその2倍くらいの地域を歩き回る。スプレー爪とぎは縄張りを主張するためにする。
他の猫が縄張りに入ってくると、猫はケンカをする。うなり合いから取っ組み合いになることもたびたび。
よく、夜中に家の近くでギャ〜ギャ〜鳴きながらケンカしてますね。
引越しで縄張りや、模様替えで環境が変わったりすると落ち着かなくなる神経質な猫もいる。そんなときはとりあえず、オドオドしながらあらゆるものの臭いをかぎまくります。


臭い
猫のこめかみ(耳の裏とも言われる)と口元としっぽの付け根には、特別な臭いを出すところがあり、猫は体をすりつけることで私たちに自分の臭いをつけ、同時に私たちの臭いをかいでいる。
それは猫にとって自分の臭いがするところが安全な場所だからである。家具や柱にも同じようにする。
また、猫は知らないものを見たときは臭いをかぐ習性があり、住み慣れた縄張りを離れると、新しい縄張りの全てのものの臭いをかごうとします。
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寝る
猫は「寝る子」から名前がついたと言われるほどよく寝る動物で、一日におよそ14時間寝る。猫は一生の3分の2を寝て過ごす。 特に、人間と家で暮らしている猫は、敵に襲われる心配もなく獲物を取らなくても食事にありつけるので、退屈になってしまったのかもしれない。
しかし、猫の眠りは浅く、ぐっすりと眠っているのはほんのわずかで、ほとんどが何かあったらすぐ飛び起きるくらい。よく、寝ながら耳をピクピク動かしたりして、周りの音を聞いている。


のび
そろそろ活動する、あるいはこれから寝ようというときに、前足をピンと伸ばしておしりを高く上げ、顔を低く下げて大きなのびをする。いい気持ちで眠っていたのを起こされたときは「何でじゃまするんだ!」文句言いたげにのびをしたりもする。

バランス感覚
高いところや狭いへいの上などを軽々と歩いたり走ったりする。それは爪の役割も大きいが、猫はバランスを取るのがうまいのである。しかし、降りるのが苦手で、その姿といったら情けないものです。
もし、そこから落ちてしまっても、くるりと宙返りをして足から着地する。頭や背中から落ちてしまうことはあまりない。それは猫の平行感覚をつかさどる三半規管がとても発達しているからである。


水嫌い
猫は水に濡れるのが大嫌いで、シャンプーを嫌がる猫がほとんど。ときどき水が好きな猫もいるが、珍しい。 ターキッシュ・バンという種類の猫は水遊びが好きで泳ぐとも言われている。なめらかで濡れても乾きやすい毛を持っている。



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