|
しあわせのかたち
|
アスキー/1989年3月17日/第1版発行 |
ファミコン通信に連載された桜玉吉の名を世間に知らしめた代表作!! |
媒体がゲーム誌なのでネタもそのようになってますが、普通のゲームマンガと |
一線を引いているのはその作風。 ポップでキッチュな毒を織り交ぜた展開は、 |
まさに彼のオリジナルのスタイルと言っても過言ではないでしょう。 |
元々はドラクエマンガの設定キャラとして描かれ、後々まで彼のマンガに |
登場する事となる「おまえ」「こいつ」「べるの」の3人組はここで誕生します。 |
そして4巻からは現在のスタイルでもある「日記マンガ」を主体に展開。 |
その中でも5巻に収録されている「しあわせのそねみ」は師の暗黒面を全面に |
押し出した大傑作で、読んでいるウチにだんだんイヤな気持ちになってきます。 |
これを読んで感銘を受け、僕の掲示板でのレスに対する基本姿勢となったのは |
言うまでもありません。 ホント、こんなマンガ見た事ありません(笑)。 全5巻。 |
|
|
おやじの惑星 |
白夜書房/1991年10月10日/第1版発行 |
タイトルまんまの「おやじ」をテーマにした4コマ漫画をコンピした作品。 |
収録作品は、微エロ感覚溢れる女子高生と六色おやじを題材にした「反逆のトリロジー」と、 |
後に単独作品にもなる「のんきな父さん」に加え、「ブロイラーおやじFX」の原型ともなる |
「つやつやおやじ」の3本をメインに構成された、UKメロのような哀愁漂う作品集。 |
この後に新装版がリリースされた事によってこちらの方はレア化してるように思いますが、 |
無理に入手したって何の自慢にもなりません(笑)。 本屋で注文した時恥ずかしかったなぁ…。 |
|
|
おやじの惑星 増補改定新装版
|
白夜書房/1993年6月9日/第1版発行
|
はいはい、これが「おやじの惑星」の新装版ですよ。 表紙からロリ色アップしてるので |
レジに持っていくのが恥ずかしい事この上なしなんですが、中身はもっと恥ずかしいです(笑)。 |
通常版そっくりそのままに、「ダイナマイト虚無僧ちゃん」などの短編を追加の上、 |
下品極まりない「つやつやおやじ」を大幅加筆、更にその続編「おやじつやつやプゥ」を収録。 |
これだけ詰め込んでお値段据え置き780円(税込み)だなんて、おなかいっぱいですよ!! |
コアなファンならずとも一読の価値アリ。 だけど決して彼女には見られたくないね(笑)。 |
|
|
ブロイラーおやじ FX
|
秋田書店/1994年4月10日/第1版発行 |
さあこれが問題作、玉吉史上最大級に下品な作品。 もう表紙からマズイですね(笑)。 |
登場するキャラもパワーあるヤツばかり。 特にトキワ理容の親娘が再登場するのは必見。 |
まあ内容はここで多くを語れないので是非一度目を通してもらうのが一番。 |
もちろん彼女に見せるなんて言語道断、親になんてもってのほかです!! |
これ見られるなら、まだエロ本が勉強机の上にキレイに整頓されてた方がマシです(笑)。 |
という訳で、師の作品の中でもマニア向けなこのマンガ、R指定? 18禁? 女人禁制です。 |
|
|
防衛漫玉日記 |
アスキー/1996年9月22日/第1版発行 |
常にギリギリの月刊誌「コミックビーム」にて連載された、師の真骨頂の日記マンガの至宝。 |
キャラに頼らず、自分自身をネタにここまで面白くマンガが描けるのか?と、 |
非日常的なプライベートな部分を曝け出す彼の生活に自ずと心配になったりします。 |
玉吉、O村、ヒロポンの新・3人組が織り成す言動は、「本当なのか?」と疑わずには |
いられないほどマンガ的で、いつ死んでもおかしくないようなパンクな部分を孕んでます。 |
「4級船舶取得合宿」「代アニコミック科入学ルポ」など普通とはかなりズレた視点で |
観察されたマンガは最高の一言。 諦念プシガンガ50点。 全2巻。 |
|
|
のんきな父さん |
アスペクト/1998年10月6日/第1版発行 |
あ〜…みんなついて来ているでしょうか?(笑) |
言わば玉吉の幼少時代の実態像を表したマンガ「のんきな父さん」を単独リリース。 |
「おやじの惑星」でも収録されていたものに加え、アスキーコミック、コミックビームにも |
掲載されていたものまで載っているんだから、これ一冊で「のん父」をコンプリートできます。 |
悪ノリおやじのほのぼの四コマを描かせたら右に出るものはいない師の独壇場かと思いきや、 |
巻末に本物の親父(玉吉パパ)が四コマ描いてます。 しかも妙に上手かったりして(笑)。 |
|