SCREECHING WEASEL


SCREECHING WEASEL (V.M.L.RECORDS/VML-072/CD)

87年に発表された、記念すべき彼等のファーストアルバム。 これは97年に再発されたヤツ。
ラモーンズに影響されてバンド始めたとは思えないスラッシュコアなナンバーにポップパンクの欠片も見当たらず、
早送りの連続でようやく止まる5曲目でホット一息…と、初めて聴いた時はこんな風に思ってたんですが、
今聴くと「あ、SUGUSに近いんじゃないの!?」ってちょっと世界不思議発見っぽく決め込んでみたけど、やっぱり勘違いでした(笑)。
オリジナルはこんな調子で27曲収録なのに、この再発盤ではボーナストラック12曲追加で
余計にアリガタ迷惑度120%アップで聴く気も完全に消え失せます…。
唯一の救いはボーナスで「I WANNA BE NAKED」「HEY SUBURBIA」のデモが聴けるくらいやね。

BOOGADA BOOGADA BOOGADA (LOOKOUT/LOOKOUT#62/CD)

88年発表のセカンドアルバム。 これもルックアウトからの再発盤ですね。 オリジナルの自転車ボーイジャケなんて
見た事ないですよ。 一時期、この写真のピンクジャケで大騒ぎしてる人なら何人か知ってますよ。 
入手の嬉しさのあまり写真まで送り付けられましたが(笑)。
 さて、賛否も多いこのアルバムですが、
前作を踏襲してる感じは確かにありますが意外に好きです。 スケートコアにも通じるパンクロックに合い間合い間に
突如襲い来るラモーンパンク攻撃に、「実はこれってスゲーアルバムなんじゃないか!?」って錯覚に陥ります。 一定時間。

しかしそれは幻覚なんかでない事に気がつくのにさほど時間はかかりません。 そう!来たる20曲目「SUPERMARKET FANTASY」の
イントロを聴いた瞬間の、己の両腕に立ち上る無数の鳥肌を見た時の感覚は忘れないばかりか、未だに聴いても発症します。 
そしてラストを飾る「HEY SUBURBIA」!! これのどこが「否」だ? 名盤です、大名盤ですよ。 


PUNK HOUSE (SELFLESS/SLFS-18/7'EP)

これも初期を代表する名盤の、89年発表の6曲入りシングル。
のっけから単音ギターソロでポップパンク魂に火をつけるタイトル曲「PUNKHOUSE」で早速昇天。
この曲聴いて感じるのは、明らかに以前の曲と比べてポップ度が格段に上がってるという事。
何故か? それもそのはず。 この作品からDANNY VAPIDが加入しております。 SWの黄金期を支え、その後RIVERDALES、
MOPES、METHADONESと渡り歩いた男がメンバーに入った途端、バンドの音に強く現れるなんてやっぱりコイツはスゲエっすね。

で、「PUNKHOUSE」の他にも、サードアルバムでも聴ける「FATHEAD」、RUBINOOS、SNUFF、ティファニーまでもがカバーした
「I THINK WE'RE ALONE NOW」の
超高速カバーなど、速さの中にもポップ度がいっぱい詰まった珠玉の7曲を収録!!


MY BRAIN HURTS (LOOKOUT/LOOKOUT#50/CD)

さてこれが「ポップパンク界にこのアルバム有り」と言わしめた、91年発表サードアルバム。
何が違うのか? まず曲がそれまでの物とは完全に切り離して作られてます。 
いわゆる「ウィーゼル節」がここで完成系を見せる訳です。 DAN PANICがこの作品から加入した事によって、
8ビートを主体としたポップパンクへと変貌を遂げ、SWはこれより黄金期へと突入します。 わずか3年の間ですが…。
 

多分、BEN WEASELのクスリのキマリ具合が抜群だったせいもあるかも知れませんが(笑)。
とにかく、最初から最後まで捨て曲なし!! 「FATHEAD」なんかシングルの時と比べると別モンに仕上がってます。 
やっぱりDAN PANICのドラムが気持ちいいんだよね〜。 
これまたSNUFFもカバーしたジミークリフ(確か)の「I CAN SEE CLEARLY」のカバー含む14曲入り。
 


WIGGLE (LOOKOUT/LOOKOUT#63/CD)

まだ黄金期は続きます。 92年発表の4枚目のアルバムが前作の翌年にリリース。
今作にBEN WEASELがVINDICTIVESから抜ける際についでに引っ張ってきたJOHN PERSONALITYが
ベースを弾いております。 音の方も円熟味を増したというか貫禄ついた様な感じですね。
こんなダッさいジャケットからは想像もつかないでしょうが名盤なんです(笑)。
そしてこの変化に気付く人は相当なマニアだと思われますが、録音はSONIC IGUANAという事でエンジニア、
プロデュースに後のメンバーとなるMASS GIORGINIが担当しております。
曲の方も名曲揃いで、QUEERSのJOE KINGとの共作「LIKE A PARASITE」も聴けたり、TEENAGE HEADの
「AIN'T GOT NO SENCE」のカバーを収録して更にCDにはボーナストラックとして「TEENAGE SLUMBER PARTY」が聴ける!!

RAMONES (SELFLESS/SELFLESS-17/LP)

メンバーも4人に減り、VAPIDがベースに持ち替えた92年発表のアルバム…ではなく、
ラモーンズのファーストアルバムをフルカバーした企画モンの作品です。 シリーズ化される第1弾のアルバムとしての
大役を立派に果たした名盤ですね。
 お馴染み「BLIZKRIEG BOP」から既にウィーゼル節で塗り固められてます。
でもこれ限定1700枚なんですよね〜。 しかも内300枚は白ビニール。
ま、僕の持ってるのは再発の再発なんですけどね。 でも白ビニールだよ(笑)。 
ルックアウトの方からもCDとしてリリースされてるので入手はかなり楽になってるハズ。
本家ラモーンズの数倍速いスピードに敬意を表して、本家よりもこちらを指示します。

RADIO BLAST (UNDER DOG RECORDS/UDEP0293/7'EP)

これに関しての思い入れが誰よりも深い事は皆さんの方がご存知でしょう。
このメアドを見たら要注意! 必ず無視して下さい。 ロクな事がありませんよ(笑)。
僕が思うにWEASEL史上で最高傑作と言えるシングルがコレです!! 
まだJOHN PERSONALITYが居た頃の音源で「WIGGLE」と同時期に録られた物だと思いますが、
アルバムに収録された曲と比べても段違いの完成度を誇るタイトル曲で震え死ぬのは確実。
ドライヴィンなギターにウィーゼル先生のイタチ声が絡めばそこはもう別世界…。
そしてラストで展開を魅せる小技に全身が今にも暴れだすのを抑える事なんて誰が出来ようか?
B面にはシガレットマンもカバーした大名曲「THE GIRL NEXT DOOR」を収録。
これだけの好条件が揃ってるシングルがなんと限定2000枚しかこの世に出回ってません。
しかし安心召されい! コンピ盤「KILL THE MUSICIANS」にて両方聴けるので、そちらにて。

YOU BROKE FUCKING HEART (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#75/7'EP)

コレも好きなシングルですね〜。 93年にルックアウトからリリースの4曲入りシングル。
今までの勢いで攻めるタイプと違って、ミドルテンポ中心の聴かせる作品に仕上がってます。
「MARY WAS AN ANARCHIST」「AROUND ON YOU」なんかの震度2くらいの横揺れ具合が
心地よいイタチラモーンパンクが体験できる貴重な音源となっております。
そして初のBEN WEASELプロデュース作品。 通称ベンP。 サングラスじゃなく目の下のクマ。
コレに収録の4曲も「KILL THE MUSICIANS」で聴けます。 す〜ぐ終っちまいやがんの!

ANTHEM FOR A NEW TOMORROW (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#76/CD)

前のシングルとほぼ同時期に出された93年発表の5枚目のアルバム。
ベンPの2作目でもあります(笑)。 そして黄金期の最後を飾るアルバムでもあります。
前半の勢いに満ち溢れた、いかにもウィーゼル先生らしい攻撃的ポップパンクに笑みを浮かべ、
「EVERY NIGHT」で前のシングルで見せたような「切なポップパンク」も入れてきたと思ったら、
後半で怒涛の連続高速チューン!! イタチ声にも磨きがかかった様でかなりカッコいいです!!
インストも入ってるし、SW的に色んな方向性を試した一枚だったのかも知れません。
後になってジワジワくるアルバムですね。 今となっちゃ「MY BRAIN HARTS」より好きです。

SCREECHING WEASEL / BONE AGAINST SPLIT (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#73/CD)

あんまり良くないんだよね…って、いきなり否定するBONE AGAINSTとのスプリットです。
「YOU BROKE〜」と録られた日がわずか10日違いという事で、音はほぼ変わらないんですが、
哀しいかな曲が弱い! 「EL MOZOTE」と「FUCK THIS」の中途半端な2曲でうなだれて、
なんとか「CHICAGO」のカバーで持ち直したって感じがどうしても否めません…。
BONE AGAINSTはイーベイ寄りのハードコアだし、「CHICAGO」以外に魅力は見当たりませんね。

PUNK USA (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#77/CD)

ウィーゼル先生自らの手により編集されたオムニバス。 リリースはもちろんルックアウトから。
ほとんどのバンドの音源が未発表の上、当時にしてはメンツも多彩で超豪華!!
MORAL CRUX、BEATNIK TERMITES、VINDICTIVES、QUEERSにJAWBREAKERまで!!
そんな中に参加しても存在感を失わないSWは「MY FRIENDS ARE GETTING FAMOUS」を収録。
ミドルテンポのオーソドックスなラモーンパンクで勝負をかけますが、いつもに増して
鼻声掛かったイタチ声が強烈にアピールしてきやがります。  
ちなみにこれでBEATNIKを初めて知った俺は「なんだこのシュワシュワした声は?」つって
そのバンドが本来持つポップ性に最近になるまで気が付きませんでした(笑)。

SUZANNE IS GETTING MARRIED (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#86/7'EP)

黄金期も終焉を告げる時が来たようで…VAPIDが抜け、代わりにGREEN DAYのMIKE DIRNTが入っております。 
だがしかし!ここで終るSWじゃないぜ! SWのシングルの中でも1.2を争うブツ、それがこの「スーザン結婚シングル」だ!(笑)
ウィーゼル先生の持つポテンシャルを遺憾なく発揮した最高の2曲を聴かせてくれます。
たぶん初回盤だけだと思うんですが、通常のジャケの上に写真のようなオーバージャケットが
ついてまして、かなり優越感に浸らせてくれてました…。 え?なぜ過去形だって?
このオーバージャケ、通常ジャケもろともウチの猫によってウォーターダメージを被ったんです。
金よりも物に執着する俺にとっては最大の屈辱…!! もうシッワシワ(涙)。

HOW TO MAKE ENEMIES AND IRRITATE PEOPLE (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#97/CD)

MIKE DIRNTを迎えたまま製作された94年リリースの6枚目のアルバム。
黄金期は過ぎ去りつつあるんですが、この直後の解散を前にして最後の力を振り絞った力作です。
1曲目の「猿の惑星」から突き抜けたポップパンクで魅了するや否や、続く「99」「IF I WAS YOU」で
VAPIDを失った事など微塵も感じさせない王者ぶりをこれでもかとアピールしてきます。
ちょうど日本はメロコアブームに沸いた時に発表されたもので、僕がウィーゼル先生を知ったのも
この頃だったように記憶してます。 それでよくもここまで知ったようなフリを続けてこれたなと(笑)。

KILL THE MUSICIANS (LOOKOUT RECORDS/LOOKOUT#95/CD)

解散記念というか、締めくくりの編集盤。 シングル、コンピなどに参加した音源を集めたレアグルーヴ。
前述でも紹介した「PUNKHOUSE」、「RADIOBLAST」、「YOU BROKE〜」などのシングル、
「RAMONES」からの4曲、入手困難なコンピに参加したものに加え、ライブ音源4曲をプラスした
ウィーゼル先生至上主義の御方には「おいどん、もう辛抱たまらんですタイ〜!!」な一枚。 
ライブ音源の方も「VERONICA HATES ME」、「SUPERMARKET FANTASY」とナイスな選曲で
聴く者全てのハートを撃ち抜く事は間違いないんですが、やはりここは「RADIO BLAST」でしょう!!
そして「SIX A.M.」、「HEY SUBURBIA」の今となっちゃココでしか聴けない大名曲を収めた
このアルバムを我が家では国宝に指定してます。 もちろん「THANK YOU VERY LITTLE」と合わせて。

BARK LIKE A DOG (FAT WRECK CHORDS/FAT547/CD)

いつのまにか再々結成してやがって、しかもFATからのリリースで驚かされた7枚目のアルバム。
あのVAPIDも戻ってきて「黄金時代の復活か!?」と思わせるんですが、そこまでのパワーは
さすがに引き出せなかったようで、そろそろ年寄りっぽさが滲み出てきて哀愁すら感じます。
しかし「まだまだ若いモンには負けへんで〜!!」という意気込みが伝わってきそうな「COOL KIDS」、
やっぱりこの手の8ビートポップパンクをやらせたら上手すぎる「STUPID GIRL」、
そして密かに「春夏秋冬シリーズ」として最後まで引っ張る事になる「THE FIRST DAY OF SUMMER」を
収録して「なんだ、結構いいアルバムじゃん!」と思ってたら後半スローダウン…。 12曲入り。 


FOMURA 27 (PANIC BUTTON/PB-271/7'EP)

コンスタントに毎年リリースを重ねる今作は、ついに立ち上げた自身のレーベルからのシングル。
はっきり言えば、弱いです。 もうあの頃が懐かしく思えてくるほどに弱い。
しかもコレを最後にVAPIDとPANICが脱退するって事で「SWもこれまでか…」と、
背負ってたものを全て投げうって旅に出ようかと思いましたよ。 栃木あたりに(笑)。
そんな哀しいシングルも、ルックアウトから再発された「RAMONES」カバーにそっくり収録された事で
何とかその存在を忘れ去られないように地元住民からの強い要望で存続と相成ったわけです。


MAJOR LABEL DEBUT (PANIC BUTTON/PB-270/CD)

さ〜ネガティブレビューが続き、もうこれ以上の期待は望めないのか?と思ったそこのアナタ!!
諦めるのはまだ早い!! ここでギターにZAC DAMONを増員させ再び5人となり、
ベースにMASS GIORGINI、ドラムにDAN LUMLEYのSQUIRT GUNコンビを加入して
心機一転、いきなり激速ポップパンクが飛び出す6曲入りミニアルバムを完成させました!!
「COMPACT DISC」、「RACIST SOCIETY」に見るウィーゼル節全開なモノもあれば、

「HEY ASSHOLE」の半歩ハードコアに踏み込んだ男気溢れるショートチューンもあり、
「前の事は無かった事にしてください」と言わんばかりの勢いに満ち溢れた快作に仕上がってます。

TELEVISION CITY DREAM (FAT WRECK CHORDS/FAT572/CD)

前作に引き続きテンションの高さをキープした8枚目のアルバム!! これもFATから。
まさにSONIC IGUANAサウンドの結晶というべきウィーゼル先生によるパンクロックの真髄!!
並みいる若手ラモーンポップパンカーの侵攻など全く寄せ付けない貫禄の15曲!!
「春夏秋冬シリーズ」の第2弾「THE FIRST DAY OF WINTER」も収録で俄然ヤル気が出てきますね。
「WE ARE THE GENERATION X」なんて意味深なタイトルを付けるほど余裕かましたり、
「ANTHEM FOR〜」を思い起こさせる後半での連発ショートチューンに円熟味すら覚えます。
しかし、この辺までが限界…。 この後はおじいちゃん街道をまっしぐらです。

EMO (PANIC BUTTON/PB-276/CD)

ZAC DAMONが早くも抜けて4人の生活に逆戻りして製作された9枚目のアルバム。
コレについてはね〜言う事がないです。 と言うか、見当たらないんですよ。
「聴いてれば良い所も見つかるかな?」と思ってても、次に聴こうとする気力が沸いて来ないんです。
たぶんこれトータルで10回も聴いてないんじゃないかな? 要するに「ハズレ」なんだよね。 
ウィーゼルフリークの中でこのアルバムを好きって言ってるヤツ聞いた事ありません。
熱心なファンの間では「無かった」事になってるほど(笑)。 エモな12曲入り。


JESUS HATES YOU (PROBE RECORDS/PR-23/7'EP)

この、神を冒涜したようなジャケはなんとピクチャーディスク。 
STIFF LITTLE FINGERS、SUBHUMANS、STOOGESのカバーを収めた3曲入りで、
限定3000枚のみのプレスで入手は困難かもしれませんが、後のコンピで聴けます。
やっぱりSLFの「SUSPECT DEVICE」のカバーに尽きますね!!
オリジナルも当然カッコいいけど、SWバージョンもめためたカッコいい!!(引用)
それに対し、STOOGESのカバーは恐怖映画のサントラみたいで吐き気すら覚えましたよ。
山奥の廃屋で一人で聴いてたら絶対危ないです。 変なもん背負い込んじゃいます。


FOUR ON THE FLOOR (PANIC BUTTON/PB-274/CD)

これって多分「EMO」よりも前の音源ですね? ZAC DAMONがいるし。
'自身のレーベル「PANIC BUTTON」からリリースの4バンド、4曲収録のオムニバス。
SWの他に、MORAL CRUX、ENEMY YOU、TEEN IDOLSと、次世代を担うポップパンクバンドが
雁首揃えてやーのやーのやってる訳ですが、僕的にはあまりグッとこないんですよね〜。
MORAL CRUX、ENEMY YOU辺りは普通っぽいし、TEEN IDOLSは聴いてて飽きるし…で、
USポップパンカーの大味ぶりが垣間見えてしまう底の浅いコンピです。
SWも「MAJOR LABEL DEBUT」級の速いテンポの曲を持ってきてますが、それよりも
4曲目の「CRYBABY」のようなユッタリラモーンパンクに心揺さぶられましたね。 この曲はオススメ。


THANK YOU VERY LITTLE (PANIC BUTTON/PB-280/CD)

やっぱりこれですね〜。 「KILL THE MUSICIANS」の続編がココに来て登場!!
「SUZANNE IS GETTING MARRIED」、「JESUS HATES YOU」のシングルに加え、
どっから拾ってきたか全く不明な音源を多数収録の録音盤とライブ盤の豪華2枚をパック。
録音盤の方は、プレーヤーに突っ込んだ瞬間12曲目に即効で飛ばすほど名曲の
「27 THINGS I WANNA DO TO YOU」や、「EVERY NIGHT」の別テイクが聴けてまさにマニア向け。
おまけにハスキンの「ANCHOR」のカバーまで入ってるし、「いつこんなの録ったんだよ!?」って
ツッコミを入れたくなりますがそこはそれ、活動歴の長い彼ら事ですので勘弁しましょう。
一方ライブ盤の方にも「SQUEAKY CLEAR」なんてウィーゼルフリークにはたまらない曲を
入れてるんですが、これって音源になってるんですか? 誰か教えて下さい(笑)。
ライブ自体は93年に録音されたものなので黄金時代の演奏を聴く事が出来ます。
録音盤が28曲、ライブ盤が23曲、合わせて51曲と入門編にはもってこいの好内容!! 最高!!


TEEN PUNKS IN HEAT (PANIC BUTTON/PB-285/CD)

21世紀を間近に控えた通算10枚目のフルアルバム。 現時点では最新です。
ただ裏ジャケを見ても分かるようにもうポップパンクって言ってるツラ構えじゃないです(笑)。
新メンバーにTEEN IDOLSのPHILLIPを向かえ平均年齢をほんの少し下げてもやっぱりオヤジ。
勢いはなんとか保とうとするんですが、あの頃のような強烈なインパクトを叩き出すほどの
パワーは失われてしまったんでしょうか? 「春夏秋冬シリーズ」第3弾の「初秋」をインストで
持ってきたりと見所もあったりしてそこまで悪い印象は無いのに、
一番イイ曲がMANGESの「I WILL ALWAYS DO」のカバーだと思うとやはり哀しくなります…。
「THINGS SEEMS ALL FUCKED UP TODAY」はいいのにな〜。 この手の曲がもう少しあれば。 

PUNK ROCK SUPER HEROES (レーベル不明/番号なし/CD)

ブートなんで特別に取り立てる必要は本当は無いんですが、
'ウチのサイト名を決定した想い出深い一枚なのでここにアップしときます。
ファーストアルバムの頃のデモ音源と93年頃のライブ音源の計56曲収録。
盤面に印字されてる「SCREAMING FERRETS」の文字を見るとついつい合掌ですよ。




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