SECTOR SEXS


SECTOR SEXS (HOT STUFF/ALMHULT 7/CD)

一時日本で騒然となった事も記憶に新しい(笑)94年リリースのファーストアルバム。
北欧トラメロの聖地といわれる宇都宮(栃木)に潜む方から御教授いただいて以来、
自分の持てる小宇宙(コスモ)を全て燃やし尽くしても入手できなかったモノがついにお手元に。
まさか自分と一周りも年の違う男に手を借りる事になろうとは…。 ここに紹介する全部を(笑)。
この時点での彼らはスケートコアのようなスピード感あるパンクロックに、
北欧特有のメロディを盛りこんだ「演歌メロディック」と言うべきスタイルで突き進んでるのですが、
来る4曲目でついにその姿を現すクラブヨーロッパ!! もうその曲の全てが信じらんない!!
「いよーはろーぴあ〜とぅーきゃろくさーえきゃーでふぉ〜♪」と某栃木県人のヒアリニストが言うように
サビでのアホっぷり、それに畳み掛ける様なアルトサックスの絡み…初めて味わう感覚です。 
お求めは、日本のごく一部のお店(メタルコーナー)、各海外通販サイト、ブックオフにて(笑)。

TILL ALLA ER… (HOT STUFF/ALMHULT 008/7'EP)

アルバムリリース後の単独7インチ、なんと300枚限定…だったよね?(笑)
内容はアルバムの流れを踏襲していて、それでいてピンクビニールのニクイヤツ。
さっきは「他の音源はどーでもいい」とか言いましたが撤回させてください。 これ結構いいです(笑)。
アルバムにも入ってたタイトル曲「TILL ALLA ER…」を含む4曲入りなんですが、
1曲目の「へーら! すべんすかふぉーけ ふらんふぉてぃーべん♪」で迫り来るサビが
気持ち悪くもありシンガロングでもありなんとも言えないポップさを孕んでます。
多分このスタイルはこの当時スウェーデンでも席巻した初期FATの影響じゃないかな? 
母国語で歌ってるから良いのであって、英語だったら見向きもしなかったかもね〜。 名盤!


...PA OVANTAT BESOK (HOT STUFF/ALMHULT 9/CD)

よりFATスタイルを前面に押し出したセカンドアルバムです。 ジャケもちょっぴりオシャレ度アップ。
それが裏目に出たか楽曲的にはあまりそそられるモノが少ない気がしますね〜。 
前作で燃えた「HELA SVENSKA FOLKET FRAMFOR TV:n」も収録してるんですが、
途中にドラゴンアッシュばりのヒップホップアレンジを加え余計なマネをしやがってくれてます。
人がせっかくいい気持ちで「へーら!」って歌ってんのに何だあのラップは? リンキンパークか?(笑)
ホント、スウェ語じゃなかったら叩き壊してるトコですよ(笑)。 95年リリースの13曲入り。 

SONGS WE WROTE (HOT STUFF/COOL12/CD)

名前も「SECTOR SEX」に変え心機一転のサードアルバムです。
ジャケから見て「おっラモーンズかよ?」と思わせといて、イントロもちょっとそんな感じ。
でも全編英語で歌っちゃってて、もうその辺の偽パンクバンドとなんら変わりはありません。
やっぱり祖国の言葉ってのは大事ですね。 言葉が変わるだけでこうも印象が違うとは…。
店で見かけても手を出さない事をオススメします。 裏ジャケ見てもパンクバンドとは思えないしね(笑)。



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