『POLYSICS』
'72年結成で今も活動を続けるアメリカのテクノポップバンド「DEVO」のDNAを
見事に受け継いだバンドがこのポリシックスです。
基本はディーヴォとしながらも、80年代のYMO以降のニューウェイブバンドに影響を受けつつ
現代のガレージやパンクロックで音を表現するタイプのバンドで、
ビジュアル的にもかなりそそられるので(全員ツナギとか)
コスプレ好きのパンクバカは即ヤラレます。
テクノポップ、ニューウェイブとか言うとおとなしいイメージがありますが、
そんなイメージをブチ壊すかのような攻撃的ライブパフォーマンスは圧巻!!
パンクまたはニューウェイブに対しての固定観念で凝り固まっちゃってる人は是非。

VOL.2へ
VOL.3へ

vol.1
TOKYO NEWWAVE OF NEWWAVE '98
TINSTAR RECORDS/MSR-TIN-008/CD
当時盛り上がっていた(?)「ニューウェイブオブニューウェイブ」関連の
バンドを一同に集めたオムニバス。
ポリシックスはファーストアルバムにも収録の「BOOGIE TECHNICA」、
「WHICH」、そしてこの音源のみの「BECAUSE」を加えた3曲で参加。
「BOOGIE TECHNICA」「WHICH」はアルバムとはテイクが違います。
「BECAUSE」は後にも先にも聴く事はないと思われるアレンジの曲。
う〜ん良く言えばこの曲が一番80年代っぽい雰囲気を出しているかなと、
ちょっと歌謡曲風だし、ポリの中ではかなり珍しい曲なので聴く価値はあり。
細部に光るすばらしいデザインはモトコンポのメンバーによるもの。
1st P
DECKREC/DCRC-0001/CD
日本中を震撼させた「PLUS CHICKER」収録のファーストアルバム。
楽器が弾けないメンバー「POLY-2」がいた頃の貴重な作品(笑)。
ギターを聴けばわかると思いますが、完全にガレージロックばりの
かき鳴らし方をしてます。 サーフパンクでもいけそう。
5曲目でマジやられたプラスティックス「GOOD」のカバー!!
「まんまじゃん」って声が聞こえてきそうですが、
あの頃のブッコワレ気味な雰囲気が更にエスカレートしたような感じで
非常にすばらしく仕上がってます。 6曲入り、捨て曲無し!!
PLUS CHICKER EP
DECKREC/DCRC-0002/7'EP
99年、アルバムからシングルカットの「PLUS CHICKER」、
アナログのみでのリリース。 でもこいつはセカンドプレスでジャケが違います。
こっちのジャケの方が好きだけどね(負け惜しみではない!!)。
B面には、原曲は誰だか知らないけど「SECRET AGENTMAN」のカバーを収録。
盤はケチャップマヨネーズ色です。
LIVE AT NEWWAVE
DECKREC/DCRC-0003/VIDEO
「POLY-2」在籍当時の渋谷クラブクアトロでのライブビデオ。
「POLY-2」がいかにポリシックスでのピエール瀧役をこなしていたかが
よくわかるビデオです。 が、この後バンド的にドンドン向上する事を
考えるとやはりツライものがありますね。
ファーストアルバムに収録の曲に「SECRET AGENTMAN」「POLY-FARM」
「MODERN」を加えた8曲をプレイする狂乱の25分!!
さらに「PLUS CHICKER」のビデオクリップも入ってるので、一家に一本。
A.D.S.R.M!
DECKREC/DCRC-0005/CD
99年、メンバーも3人となってリリースのセカンドアルバム。
音の方もグッとロックな仕上がりを見せる一方、8曲目にはヒカシューの
「PIKE」のカバーを持ってくるあたりニューウェイバーの面目躍如と言った所です。
その時点でのポリのはち切れんばかりの勢いに満ちた「HOT STUFF」、
ちょっとコミカルで独特なリズムの「MONSOON」等どれもが
バラエティにとんだ内容で全10曲を収録。
MODERN
DECKREC/DCRC-0006/7'EP
「A・D・S・R・M!」からのシングルカット、これもアナログ盤のみ。
タイトル曲「MODERN」に「PIKE」のインストバージョン、
そしてついに来た、ディーヴォの「SOCIAL FOOLS」のカバー!!
後のライブ盤でも聴けますが、ちゃんとした録音モノはこれでしか聴けません。
「PIKE」もカッコイイけど、「SOCIAL FOOLS」に全部持ってかれたね。
これは必聴!! (僕が)自信を持ってオススメする一枚!!

music top