dialy
2006年01月〜(2005年度ベスト)
2005年05月〜(syu!5のSE解説)
2004年10月〜(花見の全貌を8割脚色)
2003年12月〜(ベストやレコード録音方法を書いてみたり)
2006年 1月 2日
さぁ引越しによる更新ストップ前の最期の更新。
…と、くればやっぱりこれでしょ? 去年やらなかったベストです。
いつもの俺なら2004年度ベストを持ってくるトコでしょうが、そんな気力は持ち合わせておりません(笑)。
自分的にも音楽的にも大きく転換した2005年を振り返り、そして見つめ直す意味でもこのベスト企画を。
FUN FREAKS / CODE 21 (CD) なんだかんだ言ってもやっぱりこれでしょ? これっきゃ騎士(ナイト)ですよ! もう散々褒め殺してっから今更言う事もないんですが(笑)、間違いなく今年一番聴いた作品。 13曲入って20分足らずとそのコンパクトさも相まって、秋田の殺人列車のポテンシャルを確認できる絶好のアルバム。 ハードコアが苦手なポップ職人気質なアナタにも是非オススメしたい、ハイチュウあげたい。 |
THE 発信テレパシーズ / LAST ALBUM (CD) 夏に目撃した衝撃のライブよりおよそ4ヶ月後に、こんなトンデモネーアルバムを引っさげて再開するとは…。 ボーカル、ギター、シンセの編成で、まず観る者を「何をやってくれるのか?」という期待を膨らませた後に 予想だにしない音とパフォーマンスで釘付けにして、賞賛を送る者と呆れ返る者に選別するライブ空間。 その情景が今にも思い起こされそうな雰囲気そのままをパッケージングしたこの音源はまさに狂気のセンス。 「初期暴威」「YMO」「SCREAMERS」と謳ってるけれども、俺的には「パンクな初期電気グルーヴ」にしか思えない。 2005年度下半期最大のノーマークにして一押しキャラ(笑)。 アヤトチエノフリークショウ!(笑) |
スーパーミルク / ライブ・エレキダンス 1979〜1980 (CD) もし音源がリリースされてたら確実にそのシーンの流れは変わってたと思わせるバンドですよ、これは? 時は1979年、パンク風が吹き荒れてテクノポップブームが到来したこの年に関西でこんなバンドがいたとは! 確かにライブ音源で粗悪な録音環境だけれども、その資質は計り知れないって事が一聴して理解できるはず。 ライナーには遠藤ミチロウ、どんと、KYON、山本精一がコメントを寄せてる事からもその注目度は高い。 しかもジャケットは山塚アイだ。 初期P-MODEL好きは必聴。 リリースは2001年、出会えてよかった…。 |
NEW TOWN ANIMALS / CORI STREET (7'EP) ようやくパンクバンドらしいバンドの登場です(笑)。 若干ニューウェイブ入ってますが。 コイツラの本領はやっぱB面の「SPIN SO FAST」っしょ? ブッ飛んだボーカルにトリッキーなアレンジ。 RADIO SHANGHAI好きにはもうたまんね〜音造り。 アルバムも出てっけどこのシングルに関しちゃ飛び抜けてる。 後期の作品なんで、さぁこれから来るのか!?って時に解散。 その後のJEFFIEのソロで才能が開花。 |
THE UNLOVABLES / CRUSH☆BOYFRIEND☆HEARTBREAK (CD) リリースする作品にハズレがないポップパンクレーベル「WHOA OH」。 一見地味に活動してっけど結構いいバンドを排出してんだよね。 そん中でも実力派に位置するUNLOVABLES。 メンバーにコーラス専門職がいるだけでも贅沢な編成。 余りある引き出しを駆使しながら繰り出されるポップパンクは ヨシノモモコ、シガレットマンを彷彿とする勢い。 ジャケ写見ると結構ベテランなのでは?って意見と、 どう見てもポップパンクやってるヤツの顔じゃねーって意見の両方が軒並み伸び続けるのは最早救い様のない事実。 |
RANDY / RANDY THE BAND (CD) スウェーデンが誇る「母国語を捨てたパンクバンド」の中では最高峰(笑)、ランディーの2005年度の最新作。 俺的には「HUMAN ATOM BOMBS」でブチかまされて、ガレージ色の強かった前作でスカされて、 今回のコレで一気に持ってかれた感のあるトンデモネーモンスターアルバムだと皆に伝えて回ってます。 完全に自分達のやるべき事がわかってる音と姿勢には毎回驚かされますが、今回はまた別格ですね。 こんなん聴いたら来日した際には本気になりますよ、俺?(笑) |
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THE GRUMPIES / WHO ATE STINKY? (CD) もっと早く出会ってたらなぁ…と思わざるを得ないアルバムです。 いや、実際には欲しかったんだけど手に入らずじまいのままほったらかしにしてただけの事で、 手に入る店が無いのと同時に記憶の片隅にお蔵入りにさせてたんだけど、シングルを入手した事を切っ掛けに再燃。 そしてハイパーイナフレコードに入荷。 その瞬間から「生涯で好きなバンド」の仲間入りですよ。 もう「マズイ」としか形容できないテンションの高さ。 奇跡の一枚。 これは「アメリカNO.1!」つっても否定しない(笑)。 |
HIFANA / CHANNEL H (CD&DVD) お馴染み、ブレイクビーツ2人組によるセカンドアルバム。もちろんDVD付き。 いや、むしろCD付きって言った方が? 音オタクまるだしのサンプリング、スクラッチ、パーカッション…による音の洪水で圧倒しつつも、 やっぱり映像で見るヤツラの動きは見てて飽きないどころか常に驚かされます。 そして面白い!! ジャンルとか全然カンケー無しに楽しめるアルバム。 まさに「音を楽しむ」から「音楽」なんだな、と再確認。 |
P-MODEL / POTPOURRI (CD) 俺がP-MODELを知ってまだ1年しか経ってないんすよ。 それなのにこの知ったかぶり(笑)。 確かにパンク野郎として入口となるのは「IN A MODEL ROOM」と「LANDSALE」なのは間違いないでしょう。 だけど年代を追っていくようにその後のアルバムを聴いて自分なりに出した結果がこの「ポプリ」なんですよ。 確かに「カルカドル」も「ワンパターン」も好きですよ? 「パースペクティブ」は未だに乗り越えられないけど(笑)、 この「ポプリ」での徐々におかしくなっていく感が、曲を通して歌詞を読んだりしてると伝わってくるものがあるんですよ。 「見た事も無い地図でも描ける」なんて完全に常人の意識のレベルを超えてますよ? もう大好き。 |
東口トルエンズ / 東口DVD (DVD) 純ちゃんが健在だという事を聞いて安心しただけでなく、そのパワーは全く失われていなかったのを確認できるDVD。 ヤプーズと平行して活動してるユニット「東口トルエンズ」。 PHEW率いる「MOST」でギターを弾いてる山本久土氏と デュオを組んで、何かに取り付かれたようにアコギを掻き鳴らす横でファルセットボイスで叫びまくる純ちゃん。 もうそこには「かわいらしかった純ちゃん」の姿はあまり確認できず、神がかり的な鬼気迫る勢いの演奏で魅了し、 全身全霊で力の限りをぶつけてくる二人のパワーにただ唖然とするばかり。 こんなの見た事ねー!! こりゃちょっと人生観変えられちゃうかもな。 生で観たい衝動に駆られる今年一押しアーティスト。 |
今年のベストは迷う事無くサクサク決まりましたね。
やはり80年代ジャパニーズニューウェイブの再評価(つーか、かなりパンクだったという発掘に近い)に尽きますね。
当面この方向性で行くと思われます。 もう全然初期パンとかパワポに興味なくしちまったよ。
日本でも掘ればまだまだ出てくる事がわかったし、「今」のバンドでもかなりヤバいのがいるって事もわかったしね。
その辺は他の人たちに任せて俺は俺なりに行きます。 それでは、また。