COQUETTISH


SMASH IN LA-PPISCH! (TIGER HOLE/THUC-001/CD)

俺の中学時代にマストに挙げてたバンド・レピッシュのトリビュートに参加したオムニバス盤。
そんなコケの選曲はレピッシュの初リリース作品の1曲目「HARD LIFE」。
のっけから既に原形をとどめてませんが(笑)、サビに近づく辺りから「おーおー」とあの感情が込み上げてきます。
「狂言だらけのダークトーンシティに鐘が鳴る♪」 丸坊主で自転車こぎながら口ずさんだ思い出が…。
レピッシュの曲の中でもかなり速い方に位置づけられてますが、コケはそれを更に速く、
自分らのいいように無理矢理ハードコアスカパンクに仕立て上げてます。 時間も原曲の約半分(笑)。


8002 st. (BOOZ RECORDS/BOOZ-1002/CD)

これに入ってたって事をギリギリで思い出しました。 そんなBOOZからのコンピレーション。
音質はかなり悪いけれども、コケの真髄を行く「YOU CHASE ME」が収録されとります。
コケの魅力はやっぱり「ホーンなしの絶妙なスカの絡ませ具合で畳み掛けるパンクロック」ですよね。
それを伝えるのに充分な選曲です。 後のミニアルバムにも入ってます。

SMALL CIRCLE OF ROCK (STIFFEEN RECORDS/SRCD-1001/CD)

存在自体が衝撃的なコンピ、お馴染みSTIFFEENからの初期作品です。
看板バンドがひしめく中登場したコケの打順はなんと4番!! しかもSNOTTYの次。
SNOTTYに負けず劣らずのガッチャガチャでスッコスコなナンバー「JUST TIME」で勝負してきました。
1分にも満たないまさに秒殺なこの曲のテンションはハンパねぇっすよ。
ただ、あまりにもコンパクトに仕上がってる為に他音源から比べると印象薄な点は否めませんね〜。

TOTAL. POPS MADNESS (ASIANMAN/AM-079/CD)

リリースと同時に全ての話題をかっさらったスカパンク界に残る大名盤がついに登場。
基本的にホーンが入るスカパンクは聴かない俺なのでこういうバンドは貴重とも言えるんですが、
そこを更に突き詰めて、ありえないテンションと瞬発力でポテンシャルの高さを魅せつけた最高の音源です。
実際にはスカ度は全体の3割にも満たないかもしれませんが、そんな事はどうでもいいんです。問題はそこじゃないんです。
基本をハードコアとしている点、完璧なアレンジ、HIZDEの叫びっぷり、そこに絡ませるスカの具合が普通じゃないんです。
7曲トータルで9分弱なんて気になりません。 だって完成してるんだから。 人生の1枚。


ピントケース (ピント/番号どこや…?/CD)

あー、音わるー(笑)。 おなじみ、胡散臭いレーベルと言えばココ「ピント」よりリリースのナイスコンピ。
1000枚限定で1000円というバリュー価格を実現したこのCDの中身は最高と最悪の背中合わせ(笑)。
来たる15曲目でコケが登場するんですが、音が悪くてもやっぱり最高ですね。
USハードコア〜スカパンクの流れで転調を挟む「FUCK × FUCK」を持ってこられちゃあ…ねぇ?
表ジャケでなく裏ジャケまでもGREEN DAYをパクったこの図々しいデザインは素晴らしいの一言。


NISHIOGI SOUL MATES bright on music! (STIFFEEN RECORDS/SRTP-01.5/TAPE)

DASH BOARDとU CAN'T SAY NO!との3バンドでリリースされた「NISHIOGI SOUL MATES」の
レコ発会場のみで販売された、各バンド1曲ずつ収録のカセットテープです。 
3バンド共にカバー曲を持ち寄ってるんですが、コケはなんとOPERATION IVYの「KNOWLEDGE」を。
「まんまじゃねーか!」とか言うツッコミはなしでお願いします。
メインの「NISHIOGI SOUL MATES」も持ってねーのにツッコミを入れる権利なんてありません、俺には(笑)。
ちなみに他はCLASHとBEACH BOYSのカバーやってます。               special thanx - 伊藤特派員



HIGH ENERGY POLITICS (JUST ROCK/JRCD#4/CD)

ついに、と言うか「やっとこれがファーストアルバムなんですか?」と聞き返したくなるほどの待たせっぷり。
しかも今までとはずいぶん印象も変わってポップさを抑え、よりハードコアを前面に押し出した1枚。
SUICIDE MACHINESのメンバーをプロデューサーに迎えたせいか、やたら音がメジャー臭くなってます。
「TOTAL POPS〜」を念頭に置いて聴くとかなり肩スカシを喰らうかも知れません。
今までの感じを受け継いでいるのは唯一「CAFFIENAHOLIC」ぐらいで、後はコケの曲とは違うものになってます。
しかしそれまでの固定観念を振り払って聴くと、1曲に対する作り込み方が深くなっている事に気がつく自分がいます。
「FUCK WAR, UNITY」とかもろハードコアやもんな。 スカなんてどっこにも出てこない曲もあるし。
その潔さ、相変わらずのテンションの高さ…やべぇ、久々に名盤の予感か???



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