かくれん棒秘話

太陽パワーコンディショナー補助電源 ◆かくれん棒秘話◆

Q-chan

2009年10月8日早朝、台風18号は愛知県知多半島に
上陸し、広範囲に被害をもたらし同県、豊橋市内も大きな被害が出ました。
同日は停電もあり、豊橋市内も夕方頃まで6〜8時間ほどの停電を余儀なくされました。
そんな中、豊橋に「緊急のQちゃん」が1箇所設置されているガソリンスタンドでは、
とても活躍し、夕方に電源復旧するまで発電機による電源で給油されてたとの事、
改めて災害対応型のガソリンスタンドの大切さが立証された一場面でした。


さて、その日は一般家庭も相当な軒数停電となり、10月とはいえまだ暖かく、
冷蔵庫内の物のダメージが心配で、ソーラー発電システムを設置されているご家庭では、
パワーコンディショナーの自立運転(ソーラー発電による非常用コンセントが使用できる
システム)で、冷蔵庫を稼動しようと試みましたが、設置してから一度も試したことが無い
ため、操作方法が分からず、1000件以上もの問い合わせがソーラー発電システムの各
メーカーに殺到し、殆ど対処出来ないままという現状がありました。
翌日「何の為の非常用コンセントなのか」と、苦情が各メーカーに寄せられ、
海外メーカーなどは、苦情は受け付けないという事も・・・・あったそうです。

 

これを聞き、弊社の発想は、「自動でシステムを切替れば何もしなくても予め決めた物を
稼動させれるのに」でした。
この年の暮れに、ソーラー発電システムを導入して頂く、ある眼科医院の院長先生に、
この事をお話し、入院施設内の特別室と院長室の照明とコンセントを昼間に停電した時に、
自動で自立運転に切り替わり、両室とも使用可能とするシステム装置設置の了承を得ました。

 

とは言うものの、実は、どの様にしたら自立運転に切り替えられるのかすら分かりませんでした。
法律上、パワーコンディショナー内部の改造で切り替える事は違法と分かり、切替が可能なのは、
自立運転切替用の押しボタンを人の指で押して、非常用コンセントを使用できる作業を、
機械の指(棒)で押して切り替える事が出来れば合法のはずと考え、その筋の方に尋ねたところ、
OKとの事。

 

これを期に、早速製作に取り掛かり、試作を繰り返し2010年7月にやっと、現地に取り付ける
事が出来きました。

 

工事完了後、実際に停電をさせ、あらかじめ配線・接続された特別室と院長室はスムーズに切り替わり、照明とコンセントの使用を可能とし、院長先生より賞賛の言葉を頂きました。

 

これからは、各事業主様へのプレゼンを含め営業活動に力を入れていきたいと思っております。


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