●当店の焙煎機とコーヒー豆の味の特徴について●
当店の焙煎機はフジローヤル製5kg半熱風式です。
業務用の大型焙煎機には、その焙煎方式によって、
「直火式」、「熱風式」、「半熱風式」の3つに分類されます。
この焙煎方式の違いにより、焼きあがったコーヒー豆の風味は大きく異なります。
「直火式」、「熱風式」で焼いたコーヒー豆は、
キャラクターが前面に出た、シャープな味わいのコーヒーになる傾向があります。
一方、当店が使う「半熱風式」で焼いたコーヒー豆は、
甘味が強くコクのある、まろやかな風味になるのが特徴です。
コーヒーの甘みやコクは、コーヒー豆に含まれる糖質成分が
焙煎によってカラメル化することで生まれます。
焙煎後のコーヒー豆は、その表面をカラメルでコーティングしたような状態となっています。
前述の3つの焙煎方式の中で「半熱風式」のみ鉄板越しに直接熱源が豆に触れるため
一番コーヒー豆の糖質がカラメル化します。
(※ちなみに「直火式」は直接豆に火が当たるわけではありません。直接火が当たると焦げてしまうので
豆から少し離れた位置で炙っています。一方、半熱風式はフライパンで豆を煎っているような状態です。)
「どの方式で焼いた豆が美味しいか」という判断は出来ませんが
カラメルソースをかけたプリンをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
「直火式」、「熱風式」で焼いた豆はプリンの部分だけを食べるのに対し
「半熱風式」で焼いた豆は、プリンとカラメルソースを一緒に食べている感じです。
イメージ出来ましたでしょうか?
もし甘くてまろやかな風味のコーヒーがお好みでしたら、
当店のコーヒーは口に合いやすいかもしれません。
深煎りの豆でも、甘みが強いため、口当たりが良い味になっています。
ぜひ当店の豆をお試し下さい。