「ハッピーボーイ」
ジェリー・スピネッリ/著 千葉茂樹/訳
理論社/発行

少年は学校の初めての登校日、新一年生になるその日にキリンの帽子をかぶっていきました。お母さんに50回も学校にキリンの帽子をかぶっていってはいけません!と言われてたのね。
でもジンコフは学校が大好きでした。字が下手でいつまでも上手に書けないけど、勉強もできないけど、友達もできないけど、運動もできないけど、学校が大好きであることは誰にも負けない。
でも新一年生としてスタートしたクラスメイト達とどんどん差がついていく、
「ジンコフとは組みたくない。」この答えに行き着いた時、クラスメイト達は気がつく、ジンコフが自分たちと違うことに、「違い」という事は時に残酷であったりします。しかしながら、彼自身に学ぶ事もおおい、ジンコフの人生は常に前向きでハッピーでありつづけるのだから。

2007年4月1日

※表紙掲載許可は理論社さんより得ています。