「弱視のお部屋」
皆さんは 「弱視」 という視覚障害をご存知ですか? ここでは 「弱視」 という障害について説明してみたいと思います。 |
「弱視」ってなぁに? |
弱視の原因 |
見えないってどんな? |
弱視の人はどうやって字を読むの? |
「弱視」ってなぁに?
弱視とは、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力が上がらない病気です。矯正して視力が0..1から1.0に上がるような方は弱視とはいいません。 また、同じ視力0.1同士の弱視者でも、弱視になった原因の病気などによって、とても見え方が違うのです。視力0.1でも生活に刺傷のある方もいれば、そんなに苦でもない方と様々です。視力はやぱり「目安」かなぁ。 |
「弱視の原因」
原因は大きくわけて2つあるそうです。 1つは先天的なもの。生まれつきの病気です。例えば「先天性白内障」などの病気だと弱視になりやすいとか。私はコレで弱視になりました (笑) もう1つは生後2〜3ヶ月から8歳くらいまでの幼児期の間に強い遠視や斜視・屈折異常などで、正常な画像が脳に伝わらず、目の成長期に正常に機能しなくてはいけない所が発達しない事による弱視です。 弱視は幼児期の目の成長期に治療すれば、視力の上がる可能性はありますが、成長してしまった大人は手の施しようがありませんので、もしも自分の子供などが弱視とわかったら急いで治療してね。 |
「弱視」といっても原因によっていろんな見え方があるんです。 ここでは、私の体験談(笑)もまぜて説明してみます。 「近視」 これは弱視とは違うと思うけどね。近くの物ははっきり見えるけど、遠くが見にくくなります。角膜・網膜・水晶体・硝子体などに疾患がある場合に起こります。 眼に入った映像は、普通「網膜」という場所に映し出されるんですよ。カメラでいうところのフィルムにあたるのかな。 本来、網膜でピントが合わないといけないんだけど、近視の場合、ピントが網膜の手前に合わさってしまうんですよ。 これによって見にくくなるんです。 「遠視」 遠視の場合は近視と逆に、ピントが網膜の後で合わさってしまうんです。遠くを見ようとしても疲れるし、近くは更に疲れるんですよ。す。遠視の場合は、近くも遠くも見にくくなるんですよ。。角膜・網膜・水晶体・硝子体などに疾患がある場合に起こります。 代表的な病気に「白内障」があります。高齢になるとよく発病します。水晶体に白く濁った膜ができて、その部分が見えなくなります。 私は「先天性白内障」 つまり産まれつき白内障だったので、視力が正常だった事は1度もないんですよ。「見える」とはどういう事か? とっても興味ありまーす。 「ゆがんで見える」 まっすぐな物、たとえば線路とかが曲がって見えるんです。「網膜剥離」になるとこの状態を体験できます。 視界の真ん中がゆがんだりする病気などもあります。 私の場合は、「網膜剥離」が原因だと思います。びっくりするくらい曲がって見えたよ。 「視野が狭くなる」 目を中心に置き、見える範囲を「視野」っていうんだけど、これがどんどん狭くなって見えにくくなる状態です。端だけではなく、真ん中なども視野が無くなる事があります。 真ん中が見えなくなると、人と話す時相手の目を見ようとしても中心が見えないので、ちょっと横に目をずらして見たりします。 そういう時、よく 「どこ向いてるの?」 って聞かれますが、本人はまっすぐ見ているんですよ。 視野が狭くなると、目の前にある物がちょうど視野の欠けた部分に入ると、全く何も無いように見えるんです。視野の欠ける場所は人によって様々です。 「網膜剥離」などの網膜症害、「緑内障」などの視神経障害で起こりやすいです。 最近では 「網膜色素変性症」 という網膜が壊れていく病気が増えています。 この病気はまだ治療といえるものがなく、ただ視力がどんどん低下していってしまうもの。 夜が見にくくなる 「夜盲症」 なども視野にトラブルがあるのが原因だと思います。 私の場合、「夜盲症」もありました。中心も最近どんどん見えたくなってます。原因は 「緑内障」 によって眼圧(眼の中を流れている水の流れを硬さとして表した数値)が高くなり、視神経を圧迫して視野が狭窄しています。 しかも現在進行形です (泣) 「虫が飛んでいるように見える」 蚊やゴミが目の中で飛んでいるように見えます。「飛蚊症」っていうらしい。 原因は、加齢に伴って「硝子体」がはがれて起こるもの。病気が原因のものがあります。 網膜が破損したり、出血したりした破片が見える事が多いです。 私は「先天性白内障」の手術で、水晶体の濁った膜が取りきれず、その破片が長い間見えてました。 私の場合、片目につき10匹程度の蚊が見えてました。確かにうっとーしーんだけど 、産まれた時からずっとそういう見え方だったから違和感はないんだけど、とにかく飛んでました。約20年程の蚊を目の中に飼ってました (笑) ちなみに現在は2匹程(まだいるのかよぉ 苦笑) 「光りが走る」 「光視症」 というらしいです。、「角膜の異常、網膜と硝子体の癒着、脳の異常」などが原因だそうです。 角膜に異常がある場合は、電灯などの光りの周りに虹のような輪ができ、脳に異常がある場合は、中心から外に向かって、光りの輪みたいなのが広がって、どんどん消えtいくんです。 私の場合は、光りが中心から広がっていくパターンでした(っていうか、幾つ体験してんだ?私) 光りの波紋のような感じで広がっていくんだけど、ゆっくりだったり速かったとその日その日でバラバラでした。 雨の日に特に見えたよ。暗いと出やすいのかも? 「物が2つに見える」 疲れ目って意見は今回省きます (笑) 左右の目の状態が著しく違う状態の時に起こります。「片眼複眼」や「眼筋麻痺」などが多いです。 私の場合(ほんといろいろ体験してます)、左右の目の位置がずれていたので、はっきりしっかり2つに見えた。 両目で見ることで「距離」がわかるといいます。私は産まれつきこんな感じなので、「距離」というものがイマイチ謎。私が距離を感じるのは、物の大きさのみです。遠近法以外わかりません 「まぶしい 暗い部屋などから明るい場所へ出た時、すごくまぶしさを感じるんです。まぶしすぎて何も見えず、一歩も歩けない状態になる人もいます。網膜が弱いんじゃないかなぁ(想像) 私の場合(やっぱりこれも体験者)、室内から外に出ると、目を空けるのがツライ時があります。特に昼間の明るい時間帯。 また、その全く逆で、明るい所から暗い所に行くと、今度は暗すぎて見えないです。明るい所に長時間いると、網膜への刺激が強すぎて、暗い所へ行っても網膜はうまく働かないんです。 物を見るって事は、網膜に刺激を与える事。まぶしい物を見た後って、残像なんかが残るよね?カメラのフラッシュとか太陽とか。網膜が弱いと、この残像が視界全体に出て見えなくなるんです。 |
「弱視の人はどうやって字を読むの?」
「ルーペ(拡大鏡)」や「拡大読書機」。点字の読める方なら点字といくつかあります。最近はパソコンに「スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)を入れて、テキストなどを読むという方法もあります。 ルーペはお手軽な値段でいいんだけお、拡大読書機やスクリーンリーダーは高い!! (泣) 特に拡大読書機は相当高い。今は安い物だと10万円をきるそうですが、昔はそりゃー高かったと聞きます。庶民では手が出ないとか (笑) うん10万ですね。ふえぇー (泣) |