ききょう
[奥行きのある]
風邪による咳に
秋の七草のひとつであり、秋の季語にもなっているききょう。古くから若苗はゆでて、おひたしや和えものなどの食用にもつかわれてきました。呼吸器や皮膚を司る「肺」の調子が悪くなると、風邪を引きやすくなりますが、皮膚も白っぽくカサついて化粧ののりが悪くなります。日本生まれで奥行きのあるききょうを1〜2輪リビングルームに飾り、静かなひとときをすごしてみましょう。清楚で気品のある花色と花姿が「肺」の機能を高めるとともに、免疫力に影響するストレスの解消にも役立ちます。
開花が近づくとつぼみが風船のようにふくらむ。英名はバルーンフラワー。つぼみを強く押してポンという音を出す子どもの遊びがかつてはあった。