花ことば物語
【キョウチクトウ】
スペインの伝説です。母と二人暮らしの貧しい少女が熱病で倒れました。母はあらゆる手段を尽くして娘の看病にあたったのだけど、とうとう自分も疲れ果て、聖ヨセフに祈りました。「どうぞ娘を元気にして」と。
何日も何日も、祈り続け・・・・あるとき、突然、部屋に光がさしました。そして見慣れぬ人影が、みずみずしい夾竹桃の一枝を娘の胸もとに置き、ふっと消えてしまったのです。「聖ヨセフだわ」と母は思いました。もちろん、少女は全快したそうです。
そんなことから、夾竹桃の別名は「聖ヨセフの花」とついたそうです。
庭に植えられる高さ5mほどの常緑樹。乾燥や大気汚染に強いため、道路沿いなどにもよく植えられる。
花色:桃・赤・黄・白
開花期:6月から9月
花言葉:親友を大切に